16日に行われるセリエA第20節で、首位インテルは開幕戦で引き分けたバーリと対戦する。両者の力の差ははっきりとしているものの、好調バーリを軽視するわけにはいかないだろう。なかでも、DFレオナルド・ボヌッチとFWリッカルド・メッジョリーニには警戒が必要だ。

二人はインテルの下部組織に所属した経験を持つ選手たちである。古巣に自分たちの力を示したいという気持ちは大きいようだ。

ボヌッチは、「感動するなんてことはないよ。もう(開幕戦で)ミラノに行ったとき、インテルのユニフォームは見たからね。正しいアプローチができたよ。(DFアンドレア・)ラノッキアと一緒に、(インテルFWサミュエル・)エトーと(同ディエゴ・)ミリートに対応したね。ユニフォーム交換は(FWマリオ・)バロテッリとしたよ。彼とはプリマヴェーラ(下部組織)で一緒にやったんだ」と古巣との対戦を振り返っている。

インテルへの愛情を今でも持ち続けているボヌッチは、ラツィオと契約を解除して、古巣インテルに復帰したFWゴラン・パンデフに希望をもらったようだ。「パンデフがミラノに戻ったね。僕のようなインテリスタ(インテルファン)にとっては、良いサインだよ」。

また、メッジョリーニも先輩たちとの対戦に意欲十分だ。「僕に生き方を教えてくれたのは、キャプテンの(DFハビエル・)サネッティだ。彼のユニフォームは大事にとってあるよ。シュートは(MFフアン・セバスティアン・)ベロンや(FWアルバロ・)レコバ、(FW)アドリアーノから学んだよ。僕はバーリで成長する。わからないことだけど、まだインテルでやるための時間はたくさんあるはずだね」。