10日のユヴェントス戦で3−0と勝利を収め、勝ち点を落とさない首位インテルとの8ポイント差を維持したミラン。24日に行われるインテルとのダービーマッチ、悪天候のために延期され、27日に予定されているフィオレンティーナ戦を前に、ミランMFマッシモ・アンブロジーニは謙虚な姿勢を貫いている。

出場停止のために次節シエナ戦は欠場となるキャプテンのアンブロジーニは、「僕らは満足しているよ」と話し、ドレッシングルームが熱意に包まれているとしながらも、「(インテル相手の)逆転? これからどうなるかを見てみよう。でも、インテルがもしもこのまま進めば、やれることはあまりないよ」とコメント。厳しい現実に直面しないわけにはいかないようだ。

一方、筋肉の問題でここ2試合を欠場しているFWアレシャンドレ・パトは、言葉数少な。「調子は良くなっているよ」と述べ、インテルが以前より恐れを抱いているかと尋ねられると、「ミランの調子は良い。とても良いんだ」とだけ答えている。

また、マウロ・タッソッティ助監督は「インテルと一騎打ちでスクデット争い? そうなると良いね。我々はほかのライバルに差をつけたということになる。ただ、そうはならないだろう。我々はまだ半分の道しか進んでいない」とコメント。「少しは喜びに浸っても悪くない。だが、これでシエナとの対戦は難しくなるんだ。ユヴェントス戦のようなビッグマッチの方が簡単なんだよ。精神面で自分たちが準備できるからね」とつけ加えた。