レアル・マドリー？　絶対ないということはない。「常にたくさんのチームについて話があった。今後どうなるかを見てみよう」。元インテルのロベルト・マンチーニ監督は、噂されるレアル・マドリーの指揮官就任の噂について、このように答えた。イタリア『スカイ』のインタビューで、同監督はこのように続ける。

「どうだろうね。リーグ戦は始まったばかりだ。これからどうなるを見ていこう。一度言ったことがあるけど、このチームを指揮することは絶対にないだろうと思っていたのに、結局そのチームへ行くことになるということもあるんだ。私にとって、外国での経験は非常に有益だろうと思う。今は適切なタイミングだと思うからね」

一方、マンチーニ監督はセリエＡの現状について、「インテルがまだ最強のチームだと思う。だが、ユヴェントスもインテルとだって争えるだけのクオリティーがあるよ。それに、（自らが現役時代に所属した）サンプドリアが長く上位に残ることを願っている」とコメント。次節のユヴェントス対ナポリ戦に関しては、次のように続けた。

「間違いなく、素晴らしい試合になるだろう。ユヴェントスはサンプドリアとビッグゲームをしたところだし（５−１の勝利）、ナポリは挽回したからね（ミランに２点を先行されながらドロー）。だから、好ゲームになることは確かだ。ナポリはユヴェントスを苦しめることもできると思う。自分たちより上のチームが相手でも、アウェーで苦しめられるだけの特徴を持っているんだ。我々のように外側にいる人間にとっては、美しい試合になることが大事だ。逆に彼らとしては、誰もが勝つことを考えているだろうけどね」

最後に、古巣ラツィオの現状（勝ち点10の15位）について、マンチーニ監督は「正直に言って、分からないんだ。一つのチームが苦しい時期を経験することは起こり得るもの。それから徐々に、そこから抜け出すのさ。ラツィオにはそれだけのクオリティーを持った選手たちがいるからね」とコメントしている。