先週行われたプレミアリーグのサンダーランド対リヴァプール戦で、ビーチボールに当たって決勝点が入るという前代未聞の出来事があったが、そのボールを投げ入れたリヴァプールのファンが25日に名乗り出た。

16歳のカラム・キャンベル君は英タブロイド紙のサンデイ・ミラーに、「あれは僕でした」と告白した。リヴァプールは0−1で敗れて公式戦4連敗を喫しただけに、キャンベル君には、「殺すぞ」という脅迫もあった。

「あれをやったのは僕だよ。カメラに映っているのは僕なんだ。本当にすみませんでした。こんな悪夢はないよ」

試合前にビーチボールがキャンベル君のほうに飛んできたので、彼はそれをピッチに投げ入れたが、時計をもとに戻せるのなら、そんなことは絶対しないと反省する。

「家に帰ってから、庭で吐いてしまった。気持ちが悪かった。それはインターネット上に殺すぞっていう脅迫が出る前だった。あの場面を何度も繰り返し見たけど、どうしてああなっちゃったのかわからない」
「ママは僕のせいじゃないって言ってくれたし、僕もそう思いたいけど。主審はゴールを認めるべきじゃなかった。本当のファンは僕の気持ちを理解して許してほしい」
「誰かが動かしてくれればよかったし、踏みつぶしてくれればよかったんだけど。本当にタイミング悪くボールが転がった。でも、一番悪いのは僕だよ。ピッチに投げ込むべきじゃなかったんだ」