シアトルマリナーズのイチローが、日本時間14日のMLB公式戦=レンジャーズとのダブルヘッダー2試合目で大リーグ史上初となる9年連続200安打を達成した。

フジテレビ系列のスポーツ番組『SPORT』(19日放送分)では、そんなイチローの凄さを、関係者による数々の証言から紹介した。

その中で登場したのは、かつて“イチローの恋人”と呼ばれ、オリックス時代に打撃投手を務めた奥村幸治さんだった。奥村さんは「(イチローから)“初めてお父さんとキャッチボールした時、どんな気持ちになりましたか?”っていう質問をされたんですね。“親父とまたやりたいって思ったよ”っていうと、“いやー、その気持ちなんですよ。またやりたいなっていう気持ちを毎日持ち続けることができれば、自分の技術は出し続けることができるんじゃないですか”っていわれたんですよね」と語った。

さらに、奥村さんは、当時のイチローの言葉として、「“僕達は誰もがうらやましがるプロ野球選手です。なので、毎日毎日好きな野球をやっていても、当然、嫌になるときもある。そこでマイナスな気持ちになってしまうのではなくて、少しでもまたやりたないっていう気持ちになれば、自分の技術ってずっと出し続けることができるんじゃないですか?”って。これを20歳の時にいわれましたから、本当にビックリしましたよ」と明かした。

その他にも、イチローのスパイクを作っているアシックス担当者は、「軽さを求められるのは、他の選手も多いのですが、その軽さに関して(イチローは)究極を求められる」、「次年度のスパイクのミーティングをした時に、(イチローに)スパイクを渡しまして、その時に瞬時に“この紐、誰が通されました?”ということをご指摘頂きまして、パッと見ると、いつもの(スパイクの紐の)通し方と上下が逆だった」といったエピソードを披露したのだった。