バルサのGKビクトル・バルデスがチームを退団する可能性が出てきた。クラブ側と契約更改の交渉を続けていたバルデスの代理人ジネス・カルバハル氏だが、選手側の要求とクラブの条件提示には不一致があり、契約更改には至っていない。

 これでバルサ側は、夏の移籍マーケットでバルデスに代わるGK探しに入ることになりそうだ。バルデス側の金銭面での要求は、年俸900万ユーロ(約12億1500万円)。これはチャビの年俸と同レベルの額となる。チーム内でGKの評価がフィールドプレーヤーよりも低くなることから、バルデスもその例外ではない。

 エトーと同じく2010年6月で契約満了を迎えるバルデスだが、移籍先候補としてセリエAのACミランが浮上している。ACミランは数シーズン前よりバルデス獲得を目論んでいることから、バルサが契約更改をしなければ移籍も十分あり得る。今シーズン3冠のキーマンだったGKバルデスもエトーと共にクラブを離れる可能性が高くなった。

(スペイン通信)