インテルのモウリーニョ監督がイタリアのテレビ番組「Chiambretti Nigh」に出演し、「アンチェロッティはチャンピオンズ・リーグを何度も制しているが、3−0とリードしながらリバプールとのファイナルに敗れた」とミランの指揮官を“口撃”。その一方で、「クアレスマの獲得は私のミスだった」と、自身の非を認めている。


来シーズンのインテルの大黒柱と言えば、モウリーニョとイブラヒモビッチだろう。そして悲願のチャンピオンズ・リーグ制覇を果たすためには、夏の移籍マーケットでの補強が欠かせない。はたしてモラッティ会長は、移籍マーケットで新戦力の獲得に動くのだろうか。

「モラッティ会長は、例えばブッフォンのような選手を買うことはないだろう。すでにインテルには名選手が揃っているし、必要なないからね。エッシェンとドログバ? 2人はいい選手だが、彼らを買うお金はクラブには残っていないだろう」

モウリーニョは、インテリスタを安心させるコメントを口にした。

「今シーズンは私のイタリアでの1年目だ。突然、契約を打ち切られる可能性もなくはないが、私はインテルの監督を続けたい。私よりインテルを愛している人間はいないはずだ」

このように、今シーズン終了後にインテルを離れるつもりはないと話したモウリーニョ。当然、中心選手のイブラヒモビッチの放出はないと断言した。

「彼はインテルに残る。モッジが、イブラはバロンドールを受賞していないって言っていた? イブラがどんな選手か、彼が知らないはずはないだろう」

続けて、ミランのアンチェロッティ監督を“口撃”。

「アンチェロッティは多くのタイトルを勝ち取っている。しかし、3−0でリードしながら、チャンピオンズ・リーグのファイナルでリバプールに敗れているがね。ファーガソンは2度のビッグイヤーを獲得しているが、彼は68歳だ。私は46歳だから、あと22年で何回チャンピオンズ・リーグを制覇できるか、見てみようじゃないか。マンチーニ? 彼は昨シーズンのチャンピオンズ・リーグでリバプールに敗れた後に、辞任を表明した。先日ユナイテッドに敗れた後、私はどうすれば勝てるのかを考えた。ここが私と彼の違いだろう」

また、モウリーニョは自身の要望で獲得しながら、冬の移籍マーケットでチェルシーにレンタルで放出したカレスマについて、自身のミスだったと認めている。

「カレスマの獲得は私のミスだった。結果的に彼はイタリアのサッカーに馴染めなかったが、今後、手助けできるような状況になれば、喜んで彼に手を差し伸べるだろう」