UEFA杯決勝トーナメント1回戦第2レグが各地で行われた26日、ACミランはホームでブレーメンと対戦し2−2ドローに終わった。2戦合計は3−3となり、アウェーゴール数が少ないACミランは、決勝トーナメント1回戦敗退が決まった。

先制点を挙げたのはACミラン。前半26分、MFベッカムのフリーキックにブレーメンMFフリングスがハンドを犯し、ACミランがPKを獲得。このPKをMFピルロが冷静に決めて1−0に。同33分、DFマルディーニのパスを受けたFWパトが右足一閃。前半を2−0で折り返す理想の展開だった。しかし後半23分、コーナーキックからブレーメンFWピッザーロにヘディングで失点を許したACミランは同34分、再びピッザーロにヘディングシュートを決められて2−2に追いつかれた。

試合後、ACミランのカルロ・アンチェロッティ監督は「責任は全て私が取るつもりだが、私の立場が窮地に陥っているとは感じていない。今季はネガティブな方向に向かっているが、最後の目標(国内リーグ戦2位または3位)達成を目指すつもりだ。簡単ではないが、ベストを尽くすしかない」とコメント。

試合内容については「ACミランのプレーは良くなかった。一方、ブレーメンは素晴らしいパフォーマンスだった。妥当な結果だろう。プレー内容、そしてフィジカル面でも彼らが勝っていた」と力なく応えた。