タリバンが放牧されている丘?そんなワケはないのだが、戦場に常識は通用しない。兵士らの目には怪しい動きをするものは全てタリバンに見えてしまうのは、日夜を問わず強いられている厳しい緊張感のせいとも言えよう。数多くの市民をも巻き込んでしまっているタリバン掃討作戦であるが、今回は、アフガニスタンの丘に群れなす羊が犠牲になった。


アフガニスタン東部のラグマン州で3日夜、こともあろうにタリバン兵と間違えられた放牧中の羊の群れが、NATO軍戦闘ヘリコプターからの爆撃を受けたとアフガン政府が発表した。ラグマン州警察の調べで、メーター・ラムの町に程近い牧場で爆撃による炎が上がり、200匹以上の羊が殺されたことが分かったという。

アフガニスタンでの羊の価格は、一頭あたり平均25000円ほどであることから、牧場主はその爆撃行為に対し、500万円ほどの損害賠償をNATOに求めるものと見られている。

11月3日には、アフガニスタン南部のカンダハールにおいて、結婚披露宴のパーティ会場を多国籍軍の戦闘機が爆撃してしまい、37人の市民が犠牲になった。しかしアメリカ軍は彼らが武装していたからであると爆撃を正当化し、アフガニスタン政府、市民らとの対立は深まるばかりであった。今回の羊への誤爆についても、NATO軍からのコメントは出されていない。

(編集部 Joy横手)

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