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浅尾美和「肉親の死より試合優先せよ」 記者コラム、中日新聞が訂正へ

2008年09月09日20時55分 / 提供:J-CASTニュース

J-CASTニュース
浅尾美和「肉親の死より試合優先せよ」 記者コラム、中日新聞が訂正へ
妹の急死で欠場した浅尾美和選手

   ビーチバレー浅尾美和選手の欠場について、東京中日スポーツの記者がプロは肉親の死でも戦うべきだというコラムを書いて、批判が相次いでいる。肉親より仕事を優先しろとはひどいのではといった内容だ。これに対し、同紙では、J-CASTニュースの取材に対し、「厳し過ぎる書き方だった」として、訂正を出すことを明らかにした。

「プロとしての責任を果たすべきではなかったか」

「親の死に目にも会えない。プロとはそういう覚悟を持って戦う"特殊な人"だと思っている」

   東京中日スポーツのコラム「記者の目」は、こう啖呵を切って説き始める。2008年9月6日付記事で、ビーチの妖精こと浅尾美和選手(22)が、家族の急病を理由にツアーを「ドタキャン」したことを伝えたうえでだ。浅尾選手は、岡山県内で5日に始まった今季最終戦「アイムの家オープン」に出場することになっており、ペアの相手や100人近くのファンが会場に来ていたという。

   中日の記者は、コラムの中で、次々に疑問をぶつける。

「片田舎のビーチにまで足を運ぶファンのためにも、プロとしての責任を果たすべきではなかったか」
「芸能人を扱うがごとく、周囲が過保護になってしまってはならない」

   ところが、浅尾選手の妹の美紀さん(17)が5日に亡くなっていたことが、3日後に明らかになった。新聞各紙によると、美紀さんは8月12日朝、実家のある三重県鈴鹿市内で交通事故に遭い、意識不明の重体になっていたというのだ。

   すると、2ちゃんねるなどネット上では、妹の死よりもツアーを優先しろとは人間としてひどいとの中日批判が渦巻いた。記者の意見に理解を示す声もあったが、発行元の中日新聞社にも「早く謝罪記事でも出した方がいい」との声が寄せられている。

「ちょっと厳しい書き方だと思います」

   これに対し、東京中日スポーツの担当デスクは、「確かにちょっと厳しい書き方だと思います」として、08年9月10日に訂正のコラムを出すことを明らかにした。書いた記者は反省して、続報を書いているという。このデスクは、厳しい書き方になった理由をこう述べる。

「ツアーの主催者からは、棄権の詳しい理由を知らされていませんでした。『妹が急死した事情があります』と言われていれば、コラムの内容も違ったでしょう。亡くなられたので、過敏に反応する一般の方はいらっしゃると思います」

   ただ、コラムでは妹の死に目にも会えないことをも覚悟すべきと読めるが、この点については、明確な説明がなかった。

   海外では、タイガー・ウッズのように、妻の出産や親の病気などでも欠場するケースは多い。日本でも、仕事よりも肉親を大切にすべきだとの考え方が強くなってきているようだ。

   浅尾美和選手は、北京五輪のテレビリポーターとして8月14日に日本を発つ前に、妹の事故を知った。が、中国で仕事を続け、閉会式直前の8月24日朝に日本へ帰国していた。ネット上では、こうした気丈な振る舞いにも疑問が出ているのだ。ミクシィの日記を見ると、

「有り得ない…家族の大変な時に。いくら五輪だからと言ってもさ」
「仕事なんか人生の優先事項のうち、下の方だと思うけどw」

といった声が相次いでいる。

   浅尾選手のマネジメントをしているエスワンの社長は、J-CASTニュースの取材に対し、次のように話す。


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