08−09セリエA開幕戦の2試合が行われた30日、アウェーでサンプドリアと対戦した昨季王者のインテルは1−1のドローに終わった。

インテルは前半33分FWイブラヒモビッチのゴールで先制するが、後半23分サンプドリアFWデルベッキオにゴールを許し、追いつかれた。

初陣を白星で飾ることができなかったインテルのジョセ・モウリーニョ監督は「厳しい試合になると予測していた。勝利を収めたわけではないので、幸福感はない。ただ試合内容は決して悪くはなかった。また、負傷者を多く抱えていることで苦戦を強いられている。選手の復帰を待たなければならない」とコメントした。

また、インテル移籍が成立したと報じられるポルトのMFクアレスマについては「獲得に至らなかったとしても我々は前進する。クラブは、彼が私の第一希望であることを理解してくれており、彼はこのチームにとても有効な選手だ。今は、クラブの決断に従うしかない。獲得が不可能となるのであれば、今のメンバーを強化していく。チームの基礎は既に完成されている」と説明した。

一方、インテルのマッシモ・モラッティ会長は「チームは良くやった。もちろん攻撃も含めて。クアレスマは必要ない。アウェーのサンプドリア戦は厳しいということは分かっていた。そういった意味でも今日はモウリーニョへの良いレッスンとなった」と話し、クアレスマの獲得が困難となったことを示唆した。