筐体はこんな感じ。カードを置く場所も絵が出る仕様になっていますが、プレイ中はカードの周りが光る演出がある程度。まあ、絵とか出されても見るヒマはないんですが。

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スクウェア・エニックスの業務用カードゲーム初参入作品『ロード オブ ヴァーミリオン』(以下「LoV」)が現在絶賛稼働中です。ゲームはゲームセンターでやる派の私もロケテ時から本作品には注目してましたが、最近まで人待ちが凄かったので様子見しておりました。本稼働開始から1か月が経ち、LoVが稼働する施設も増えてきたおかげで人待ち時間も改善され、私もようやくプレイしてみた次第であります。

この手のゲームのお約束として稼働直後には予想外のトラブル(※1)もあったようですが、アップデートを経て最近は安定しつつある様子。少なくとも私はプレイ途中に不具合的なものは一切感じなかったので、そのあたりは心配しなくてもいいと思います。今回は初プレイ時の印象を基に、LoVのゲームとしての実力をレポートしてみたいと思います。何事も第一印象というのは大事ですしね。
(※1)特定の状況下で自分のプレイヤー情報が対戦相手の情報と入れ替わるバグ(解決済み)や、通信エラーでゲームデータが読み込めなくなるトラブルが発生。通信エラーに関しては、エラーが発生した際に初期化されたゲームデータが上書きされないようにする修正が追加済み(アップデートによる修正)。
スクウェア・エニックスのロゴがまぶしいLoV。適度な客付きでサテライト(筐体)4台が稼働していました。左側にある大きいモニタの筐体がメインユニットです。筐体はこんな感じ。カードを置く場所も絵が出る仕様になっていますが、プレイ中はカードの周りが光る演出がある程度。まあ、絵とか出されても見るヒマはないんですが。


■『ロード オブ ヴァーミリオン』にチャレンジ! まずは体験・実践あるのみ
まずはゲーセンに到着した時点から書いてみます。このゲームはカードゲームなので、最初に基本的なカードが入った「スターターパック」を販売機で買うことになります。このあたりは既存のカードゲームによくあるシステムなので、『三国志大戦3』をプレイしている自分には容易に想像できました。私はとりあえず2千円を100円玉に両替してワクテカしながら販売機を探したのですが、何故だか見つかりません。

「販売機はどこぞ?」とキョロキョロしてると、LoVのコーナーにある外部モニタ(正式名=メインユニット)の中に「スターターパック」の商品見本が埋め込まれているのを発見。なんという灯台下暗し。一瞬あせりながらも、なんとか「スターターパック(500円)」と、一緒に売っていたカードを保護する「カードスリーブパック(300円)」を同時に購入完了。

早速空いた席に座ってスターターパックを開けてみます。その中には取り扱い説明書、カードスリーブ6枚、データ保存用のカード(正式名=NESYSカード)、モンスター(?)が書かれているカード(正式名=使い魔カード)が4枚、謎の白いカードが1枚入っていました。


データ保存用のカードと使い魔カードは、ゲームで使用するものだとすぐ理解できたのですが、男と女の顔が描かれた白いカードは謎でした。「なんだこれ? オマケの記念カード?」とか一瞬本気で思った次第。使い魔カードは数字が色々書いてあって、いかにもゲーム用という感じなんですが、この白いカードに数字は書かれてなかったので利用方法が思い浮かばなかったのです。

実はこのカード、「プレイヤー自身」を操作するための超重要なカードだったんであります。チュートリアルで判明したのですが、無知って本当におそろしいですね。確かに後でよく見たら「プレイヤーカード」と小さく書いてありました(大汗)。

スターターパックの中身を確認後、NESYSカードを筐体に差し込んで300円を投入し、ともかくゲームを始めてみます。プレイ前の私のLoVの知識は「カードの絵師が豪華」「モンスターとか操るみたい」「FFっぽい感じのファンタジー?」くらいという有り様。

ネットやゲーム雑誌の記事を一応読んではいましたが、実際プレイするまでこのLoVがどんなゲームなのか正直よくわかっていませんでした。チュートリアルで一通りの説明を受けた後、10回くらいプレイしてからようやくこのゲームの仕様がボンヤリわかってきたという感じです。
いきつけの書店で近年まれに見る凄い勢いで売れていたLoV特集掲載の「アルカディア」。確かに色々ためになることが書いてあるので、プレイヤーなら買うべきかと。


一度プレイした後、自宅に戻って購入していた「アルカディア(ゲーム雑誌)」の記事を読むと、プレイ前の100倍脳に記事が入ってくるという始末。やっぱり何事も経験してみないとダメですね。