■第1試合 ウェルター級/5分3R
弘中邦佳 vs ジョナサン・グーレー
×[2R2分7秒/TKO]○

昨年9月のチアゴ・アウベス戦の敗北から、半年ぶりのオクタゴンで、地元ケベック州のグーレーと対峙した弘中。弘中は、左の相打ち後、テイクダウンを狙うが、ここはグーレーが耐える。二度目のテイクダウン狙いの弘中は、首相撲から強烈な膝蹴りを二発浴びてしまう。

続いて、左から右ストレートを受けた弘中が、遠い距離からテイクダウンを狙ったが、グーレーは苦もなくカット。その後も左ジャブをヒットさせたものの、ストレート、前蹴りを受ける。抜群と思われたタイミングでタックルを仕掛けても、これも耐えられて首相撲から膝をもらってしまう。

1R中盤で、暗雲立ち込めた弘中だが、ワンツーでグーレーが前に出たところに左のカウンターがヒット。ダウン状態のグーレーからハーフガードを奪いパウンドを落とす。マウントを奪取した弘中、ハーフに戻されるが、足を払ってパス。パウンドの連打を落とし、グーレーが防御をとれなくなり勝利間近と思われたが、非常のフォンが鳴り響き、1Rが終了した。

2R、グーレーがダメージの残る間に試合を決めてしまいたい弘中に対し、スーパーマン・エルボーで飛び込むグーレー。再び弘中の左フックがヒットし、グーレーが方膝をつく。ここで慎重に様子を窺うように一呼吸おいた弘中の顔面をグーレーの右ストレートが打ちぬいた。弘中は両足が揃い、後方に倒れこむ。

膝蹴りが叩き込まれながらもパンチで応戦するが、当然、弘中にはダメージが残っており、このパンチもケージを背にして手打ち状態。そこにグーレーの左フックから、右ストレートが追い打ちでヒットし、腰から崩れた落ちた弘中。痛い、逆転KO負けを喫した。

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