フィニッシュは体側部への膝蹴り。ジョルジュ・サンピエールがマット・セラを下しウェルター級王座を統一した

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22,000人のホームクラウドの前で、GSPの腰にUFC世界ウェルター級のベルトが返ってきた。

19日(土・現地時間)、カナダ・モントリオールのセンター・ベルで行われた『UFC83 Serra vs St-Pierre 2』。イベントタイトルにもなっている、マット・セラ×GSPの再戦は、2R4分45秒TKOでジョルジュ・サンピエールが勝利を収めた。

試合開始早々から、テイクダウンを狙った王者セラだったが、逆に挑戦者サンピエールに倒される。と、その後10分弱の試合でセラが攻勢になるシーンは、全くといっていいほどなかった。

柔術黒帯のセラを何度もパスしたGSP。亀の態勢になるセラの脇腹や背中に膝蹴りを連打で放っていく。GSPはガードに戻されるとパウンド、それを嫌がりセラが亀になると膝蹴りというコンビネーションで攻め続けた。最後もこの体側部への膝蹴りというMMAでは非常に珍しいフィニッシュで王座奪取。フランス語圏の地元モントリオールで、見事“シャンピオン・ドゥ・モンド(仏語で世界王者)”返り咲きを果たした。

また、日本から半年ぶりにUFCのオクタゴンに上がった弘中邦佳は、ケベック州出身のジョ
ナサン・グーレーから、一度は左フックでダウンを奪い攻勢となるも、2Rに逆転KO負け。UFC2勝目を挙げることはできなかった。

UFC83 地元でも沈着冷静、GSP王座奪取に一片の不安もなし - 会見の様子はコチラ
セラ×サンピエール、フランクリン、弘中出場!UFC83公開計量

UFC83 Serra vs St-Pierre 2


第11試合 UFC世界ウェルター級タイトルマッチ/5分5R
【王者】
×マット・セラ
(アメリカ)
2R4分45秒
TKO
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【暫定王者】
ジョルジュ・サンピエール○
(カナダ)
第10試合 ミドル級/5分3R
×トラビス・ルター
(アメリカ)
2R3分1秒
TKO
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リッチ・フランクリン○
(アメリカ)
第9試合 ミドル級/5分3R
○ネイト・クォーリー
(アメリカ)
3R終了
判定
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カリブ・スターンズ×
(カナダ)
第8試合 ミドル級/5分3R
×チャールズ・マッカーシー
(アメリカ)
1R終了
TKO
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マイケル・ビスピング○
(イングランド)
第7試合 ライト級/5分3R
×マーク・ボセック
(カナダ)
3R3分48秒
チョークスリーパー
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マック・ダンジグ○
(アメリカ)
第6試合 ミドル級/5分3R
×ジョー・ダークセン
(カナダ)
2R56秒
TKO
ジェイソン・マクドナルド○
(カナダ)
第5試合 ミドル級/5分3R
○ジェイソン・デイ
(アメリカ)
1R3分58秒
TKO
アラン・ベルチャー×
(アメリカ)
第4試合 ミドル級/5分3R
×エド・ハーマン
(アメリカ)
2R2分27秒
三角絞め
デミアン・マイア○
(ブラジル)
第3試合 ライト級/5分3R
○リッチ・クレメンティ
(アメリカ)
3R終了
判定
サム・スタウト×
(カナダ)
第2試合 ヘビー級/5分3R
×ブラッド・モリス
(オーストラリア)
1R2分10秒
TKO
ケイン・ベラスケス○
(アメリカ)
第1試合 ウェルター級/5分3R
×弘中邦佳
(日本)
2R2分7秒
TKO
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ジョナサン・グーレー○
(カナダ)