昨年12月、横浜にてボカ(アルゼンチン)との決勝で大勝し、世界クラブチャンピオンに輝いたミラン。しかし、その後ミラノで行われたインテルとのダービーマッチではGKジダがミスを犯し、1−2で敗れてしまった。イタリアのみならず世界中のファンが注目する一戦でのミスの影響は大きく、ジダは「インテルにクリスマスプレゼントを贈った」などと辛らつな批判にさらされた。

 これまで長きに渡ってゴールマウスを託してきたクラブも、近年のジダのパフォーマンスには物足りなさを感じているようで、どうやら後任獲得に本腰を入れ始めたようだ。

 候補としてローマのドニ、フィオレンティーナのフレイなど多くの名前が挙がっているが、現在ミランの関連団体に在籍し、ミランの主に酢買うティング活動もしている元鹿島、元ミランのレオナルドがブラジルでGKのリストアップに動いており、再びブラジル人GKとなる可能性も浮上している。

 ミランのファンの多くは「昨年ブッフォンを獲得していれば……」と後悔しているが、ミランのフロントも同じ思いなのかもしれない。