コブクロ、亡き母に捧ぐ歌

　昨年9月に発表したベストアルバム「ALL SINGLES BEST」がオリコン・ランキングで4週連続1位を記録し、売り上げ枚数290万枚を突破した、コブクロ。6月16日の広島グリーンアリーナを皮切りにスタートした全国12都市24公演のツアー「蕾」が12日、さいたまスーパーアリーナで最終公演を迎えた。

　コブクロ史上、過去最高の16万人を動員した今回のツアー、チケットはどの会場も即完売。単独ライブとしては最大規模となる埼玉スーパーアリーナで、1万9千人の観客を前に「ファイナルへようこそ！」の掛け声とともにライブがスタートした。ドラマ「東京タワー　オカンとボクと、時々、オトン」主題歌にも起用され、コブクロ初のオリコン・ランキング1位を獲得した「蕾」では、小渕健太郎が亡き母親を思い浮かべて涙する場面も見られた。

　MCでは、大阪の路上ライブからスタートして、地元の会場は満員にしてきたが、東京では半分しか埋まらずに悔しい思いをした。「一人一人の魂に届くように」という想いをもって活動を続けてきたと告白。本来、この日が最終公演の予定だったが、7月14日のマリンメッセ福岡での公演が台風によって延期されたため、8月18日に振り替え公演が行われる。

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