辞任したジェラール・ウリエ氏に代わるリヨンの新監督にソショーのアラン・ペラン監督(50)が就任することが30日、正式に発表された。オラス会長は、噂されたデシャン前ユベントス監督よりも、“エゴの少ない”人物を選んだ形となった。

 今シーズンからペラン監督が指揮をとったソショーは、連敗が2度だけと安定した戦いぶりで上位をキープした。終盤の混戦でリーグ・アン7位に沈んだが、勝ち点では4位のレンヌと同点。フランス杯を制して、来季のUEFA杯出場権を確保している。

 ペラン監督は、1983年からナンシーのジュニアチームを11年にわたって率いた。その後10年間トロワの監督を務め、リーグ・アン昇格を果たしている。マルセイユに移った2002-03年にチームを3位に引き上げたが、翌年は不振に陥り、シーズン途中で解任された。続いて、アラブ首長国、イングランド(ポーツマス)に渡ったが、いずれもシーズンを全うできなかった。リヨンのサポーターからは、ペラン監督が7連覇という重責を果たせるか不安の声も上がっている。

 空席となったソショー監督の後任には、ル・マンのフレデリック・アンツ監督が最有力といわれる。そのほかトロワを解任されたフュルラン監督、グルノーブルを離れたプリカン監督、ラコンブ前パリ・サンジェルマン監督などが候補に挙っている。