フランス大統領選の第1回投票日が22日に迫る中、フランス代表の歴代最多キャップ(128試合)を誇るリリアン・テュラム(バルセロナ)がスペインの日刊紙エル・ムンド(14日付)のインタビューで、候補者のサルコジ前内相(保守与党UMP)を「人種差別主義者」として批判した。
 
 テュラムは、内相として強硬な対移民政策をとってきたサルコジ氏に対し、一昨年秋に全国の郊外で吹き荒れた暴動以来、たびたび批判を口にしてきた。

 サルコジ候補は、「移民・国家アイデンティティー省」を新設すると公約しているが、テュラムはこの積極的な同化政策によって、国民が「人種ごとのグループに分類される危険がある」とみなしている。