指揮官からも信頼されず、出場機会も少なく、とレアル・マドリーでストレスが溜まる一方のFWロナウド(30)。「これ以上我慢できない!」と‘マルカ’紙が紙面トップで掲載。彼はこの冬の移籍マーケット期間中にもレアル・マドリーを離れる決意を固めた、と同紙は報じている。

 同クラブのミヤトビッチSDとの話し合いではクラブ側にロナウドを放出する意向はないと聞かされていたロナウドだが、変わらない立場にクラブ側への不快感がつのるばかり。レアル・マドリーでの時代に終止符を打ち、環境を変えることが自身にとってベストであり、この冬の移籍期間がちょうど良いチャンスだと考えたと思われる。

 そのロナウドの元には現在2つのオファーが舞い込んでいるという。一つはすでに報じられているサウジアラビアの金持ちクラブ、アル・イティハドからのもので、同クラブはロナウド獲得に移籍金700万ドル(約8億4000万円)オファーを提示、レアル・マドリーからの回答待ちといった状況だ。そして、もう一つはヨーロッパのクラブからのものだが、それはイタリアからのものではない模様。

 アル・イティハドは先日にも7月からの1年契約でインテルのMFルイス・フィーゴを獲得しており、もし、ロナウドがアル・イティハドに移籍した場合、かつてのチームメイトとのプレーが復活することになる。

 いずれにしても、レアル・マドリー退団を決意したロナウドの移籍がこの冬の移籍マーケットでの目玉となることは間違いなく、注目を集めることになるだろう。

(スペイン通信)