フリーソフトというか、オープンソースで開発されているデフラグソフトで、使い方はメチャクチャ簡単、ダウンロードして実行するだけ。これだけで自動的にハードディスクを解析して、デフラグしてくれます。サーバなどで毎日こまめにバックグラウンドで動作させることが前提になっているため、かなり高速で軽快な部類に入ります。ファイルサイズも小さく、余計なものが必要ないのでUSBメモリに入れて動作させることも可能。

対応OSはWindows 2000/2003/XP/Vistaで、64ビット版のXPでも動作します。通常の実行ファイルとして動作させる以外にも、細かい制御をしたいという上級者向けにコマンドラインで動作を制御することも可能。なので、タスクスケジューラと組み合わせて全自動運転もできます。また、スクリーンセーバーとして動作させるという一風変わったことも可能。

というわけで、実際に使ってみました。ダウンロードは以下から。
JkDefrag v3.4

解凍すると出てくるファイルは3つ。JkDefrag.exeが本体で、ファイルサイズはわずか132KB。フロッピーディスクからでも動作可能です。また、JkDefragCmd.exeはコマンドライン用、JkDefragScreenSaver.scrはそのままスクリーンセーバーとして動作可能なバージョンです。


起動すると自動的にドライブの解析を始めます。


ステップ2として、空き領域の確保が行われます。空き領域は全容量の1%があればOKとのこと。


そしてMFTの整理


ディレクトリの整理


ファイルの解析


そして最適化開始


あっという間にこんな感じになります。黒色が空き領域、ダークグリーンが使用中、グリーンがデフラグし終わった部分、黄色がデフラグが必要な領域、赤色が動かせないファイル、ピンクがシステムファイル、白色が今まさに移動させている最中のファイルです。


13.2GBのドライブをデフラグさせたところ、11時27分に開始して、11時38分に全部終わってます。


で、こういうソフトでありがちな安全かどうかという点についてですが、このソフトはWindows標準のデフラグ機能のAPIを利用しているため、安全度はかなり高い部類にはいるそうです。使用しているのはFSCTL_GET_VOLUME_BITMAP、FSCTL_GET_RETRIEVAL_POINTERS、FSCTL_MOVE_FILE。そのため、デフラグしてファイルが壊れるとかいうことは全くないとのこと。アルゴリズムとしては見ているとやはりDiskeeperに近いタイプらしく、高速性と軽快さがウリっぽい。

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