決勝ラウンドの地イタリアへはバラバラでの移動を余儀なくされた日本メンバー
ワールドグランプリ岡山ラウンド◇第3日◇3日◇桃太郎アリーナ
日本 0−3 ブラジル
(21−25、21−25、18−25)

 予選ラウンドを終了し、5勝4敗で6位。決勝ラウンドへ駒を進めた柳本ジャパンだが、ワールドグランプリを主催する国際バレーボール連盟(FIVB)の手違いで、思わぬ“分裂”行動を余儀なくされた。

 予選ラウンド最終戦のブラジル戦後、日本の柳本晶一監督が明かしたもので、「FIVBが日本は決勝ラウンドに出れないと思っていたようで、選手がばらばらになって行かなければならない」と決勝ラウンドの開催地、イタリアへ日本選手は分散して渡航しなければならない状況を説明した。

 柳本監督によれば、状況を把握したのが3日前。日本が決勝ラウンドへ進出する可能性が高くなった段階でのことだった。「3日前に分かった。手を回したが、結局2便に分かれて行かなければならなくなった」と、一丸となったコート上でのプレーとは対照的に、行動は“分裂”せねばならない状況に苦笑していた。

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