「ハプニング続出」振り返る番組内容で... 令和初「Mステ」で「放送事故」の皮肉
2019年5月10日、令和になって初の「ミュージックステーション」(テレビ朝日)が生放送され、Hey! Say! JUMPやゴールデンボンバー、きゃりーぱみゅぱみゅさんなどが出演した。
番組はゴールデンボンバーが新元号発表に合わせてリリースした「令和」を披露するなど、新時代の幕開けを感じさせる内容だった。しかしその一方、思わぬ「ハプニング」もあった。
ナレーション流れず「カメラ!カメラ!」の声
異変が起きたのは番組冒頭。出演者を紹介する映像に対してナレーションが全く流れず、スタッフのものと思われる「カメラ!カメラ!」といった慌ただしい声がわずかに聞こえてきたのだ。
その状態は30秒ほど続いた。MCであるスタジオのタモリさんと並木万里菜アナウンサーが映り、並木アナが1曲目の紹介をするときには異変はなくなっていたが、ツイッターでは「放送事故」がトレンド入り。困惑する視聴者の声が次々と寄せられた。
「・・・粛々と始まった令和元年最初のMステ」
「静かすぎる...令和元年一発目のMステが放送事故とか」
「テレビがおかしくなったかと思ったら放送事故だった」
並木アナ「番組の冒頭で音声トラブルがございました」
1曲目のきゃりーぱみゅぱみゅさんが歌い終えると、並木アナは「先ほど番組の冒頭で音声トラブルがございました。大変申し訳ございませんでした」と謝罪。その後、目立ったトラブルはなかった。
また、その日は、シンガーソングライターでプリンセス プリンセスのボーカルを務めていた、岸谷香さんが出演し「世界でいちばん熱い夏」を披露。番組後半ではプリンセス プリンセスが1989(平成元)年に唯一出演した11月10日の放送を「ハプニング続出!?」として振り返っていた。
1986(昭和61)年から30年以上続く長寿番組のハプニングに対し、視聴者からは「無音という貴重な放送事故」「珍しいね」といったコメントも寄せられている。