「あの作品をマンガだけではなく、アニメでも見たい……!!」という願いを票に変えて投じられる「アニメ化してほしいマンガランキング」で、2019年2月1日から2019年2月11日まで集められた投票結果の発表がAnimeJapan 2019で行われました。

アニメ化してほしいマンガランキング|AnimeJapan 2019

https://www.anime-japan.jp/main/ajranking/

アニメ化してほしいマンガランキングブースはコスプレブースの一角にありました。



ブースの中央ではランキングの1位から10位までが発表され、それぞれの単行本が棚に並べられ、試し読み可能になっていました。





ブースの壁には、10位までの作品の、あらすじ・投票した人の推薦コメントが掲示され、こちらにも単行本が置かれていました。また、作者からの特製色紙が掛けられている作品も多くありました。なお、今回のアニメ化してほしいマンガランキングの投票数は約19万票。寄せられたコメントも11万件を超えたそうです。



実際に1位から見ていきます。1位は三千年前、神を冒涜して世界から追放されたエジプトの大神官イムホテプが現代に復活するというストーリーのファンタジーアクションマンガ「Im〜イム〜」が選ばれていました。



Im〜イム〜に投票した人からは美しいエジプトの世界観を表現しながら、キャラクター同士の友情、葛藤、成長など、「王道の少年マンガらしさ」を絶賛するコメントが寄せられていました。



アニメ化してほしいマンガランキング1位に対する作者からの感謝の色紙も飾られていました。



2位は「多数欠」。「多数欠」はある日世界のほとんどの人物が死に、生き残った人々は毎日午前0時に多数決をとり、多数派だった人々は死ぬというストーリーです。「特権」と「権利」という超能力を生かした心理戦が魅力的とのこと。







3位は「生々しいほどリアルに少年の心理を描いている」というコメントが多く集まった青春野球マンガ「群青にサイレン」。作者の桃栗みかんの作品では、「河下水希」名義で週刊少年ジャンプに連載していた「いちご100%」「初恋限定。」がアニメ化されています。





4位は豆腐メンタルな癒やし系大豆ヒーロー・しょぼしょぼマンとの日常を描いた「しょぼしょぼマン」





5位は学校の怪談をテーマにしたハートフルホラー便所ラブコメ「地縛少年花子くん」





ちなみに、この投票期間が終わった後に、本当にアニメ化が発表されました。



6位の「うらみちお兄さん」は読むと教育番組に出てくるにも大人としての苦労や悲しみがあるんだという大人の闇がやみつきになる魅力とのこと。



7位には「名探偵コナン」に登場する、黒ずくめの組織・公安警察・見習い探偵の3つの顔を持つ安室透を主人公に据えたスピンオフ作品「ゼロの日常」がランクイン。名探偵コナンは劇場最新作「紺青の拳(フィスト)」が2019年4月12日に公開予定です。



8位は登場人物の男性が強姦殺人鬼・食人鬼・屍体愛好者などの殺人鬼揃いな問題作「殺彼」。「イケメンにひどいことされたい!」などのコメントが集まっていました。





9位には中国を思わせる架空の東洋の後宮の謎を主人公の少女・猫猫(マオマオ)が薬学の知識で紐解くというミステリー「薬屋のひとりごと」がランクイン。薬屋のひとりごとは元々はオンライン小説としてスタートして、コミカライズ作品として月刊ビッグガンガンでは「薬屋のひとりごと」が、月刊サンデーGXでは「薬屋のひとりごと〜猫猫の後宮謎解き手帳〜」が連載中。サインは3つ展示されていました。





10位には泥棒と警察のラブコメディ「錦田警部はどろぼうがお好き」でした。作者のかんばまゆこさんはサンデーSで「名探偵コナン 犯人の犯沢さん」を連載中。





ブースの終わりの壁は、アニメ化してほしいマンガランキングについて自由にコメントを書き込めるようになっていました。



好きな作品を応援する絵も描かれていました。



海外の人たちは自国語で好きな作品を応援を書き込んでいました。