最新の数字で読み解く“クラシコ”…中2日で迎える一戦を前に知っておきたいこと

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 “エル・クラシコ”2連戦のリターンマッチが、いよいよ3月2日に迫った。2月27日のコパ・デル・レイ(国王杯)準決勝セカンドレグでは、バルセロナが3−0で勝利。両者の明暗が分かれる格好となった。果たして、中2日で行われる今回の一戦はどんな結末を迎えるのか。

 戦いの舞台は、3日前と同じサンティアゴ・ベルナベウ。ホームのレアルがリベンジを果たすのか。あるいは、バルサが再びライバルに引導を渡すのか。世界中のサッカーファンが注目する一戦を前に、クラシコにまつわる最新の「数字」を紹介する。

「2」

リオネル・メッシがクラシコで達成したハットトリックの回数。リーグ戦のクラシコで複数回ハットトリックを達成したのは、メッシ以外では、共にレアルOBのフェレンツ・プスカシュとハイメ・ラスカノしかいない。前節のセビージャ戦で、キャリア通算50回目のハットトリックを達成したばかりだが、リーグ2戦連発の3ゴールはなるか。

「4」

サンティアゴ・ベルナベウでの直近5試合でバルサが挙げた勝利数。彼らは敵地でのクラシコをむしろ得意としており、最近5試合で4勝をマーク。しかも、その4試合で13ゴールを挙げている(1試合平均3.25得点)。

「5」

セルヒオ・ラモスがクラシコで退場した回数。これはレアルOBのフェルナンド・イエロを抜いて歴代最多になる。なお、S・ラモスはリーガ最多となる20回の退場を経験。その4分の1がクラシコでの退場であり、今回の一戦でもカードには要注意だ。

「8」

クラシコがスコアレスドローに終わったのは、過去のリーグ戦で8回だけ。2002年11月23日に行われた一戦で0−0に終わって以降、現在までに公式戦48試合連続で得点が生まれている。その間のゴール数は両チーム合わせて「163」を数え、1試合平均で3.4ゴールが飛び交っている。3日前の試合は一方的な点差がついたが、今回は激しい打ち合いが見られるか。

「11」

ルイス・スアレスのクラシコ通算得点数。歴代最多26ゴールを誇るメッシに次いで、現役選手では2番目に多い(レアルの現役最多は、カリム・ベンゼマで9得点)。なお、同選手がリーガで最も得点を挙げている相手がレアルになる。

「41」

S・ラモスのクラシコ通算出場数。メッシの40試合を上回って、現役選手ではトップに立つ。そして今回の一戦に出場すれば、元レアルのパコ・ヘントと元バルサのシャビ・エルナンデスに並び歴代2位タイへ浮上する。なお、歴代最多出場者はレアルOBのマヌエル・サンチスで通算43試合。新記録樹立は時間の問題となっている。

「47」

データ会社『Opta』によると、マルク・アンドレ・テア・シュテーゲンは直近の被枠内シュート55本のうち47本をセーブしているという。許した失点はわずかに8つ。まさに鉄壁の守護神としてレアルの前に立ちはだかる。

「75」

ヴィニシウス・ジュニオールがレアルの試合で放ったシュート数。今季加入後、公式戦26試合に出場して75本のシュートを放っているが、奪ったゴールはわずかに3つ。2月27日のクラシコでも数々の決定機を逃し続けた。2日の試合で確実にゴールネットを揺らすことが出来るか否かは、結果に大きな影響を与えそうだ。

「95」

クラシコでレアルとバルサが記録した勝利数。27日のコパ・デル・レイ準決勝セカンドレグでバルサが勝利した結果、まったくの五分となった。(引き分けは51試合)。なお、通算対戦成績がイーブンになるのは、2012年8月23日以来のこと。公式戦242回目となる3日のクラシコでバルサが勝利を手にすれば、87年ぶりの形勢逆転となる。

「801」

両チームがクラシコで挙げた得点数。内訳はレアルが403得点、バルサが398得点になる。昨年10月の対戦では、マルセロがレアルのクラシコ通算400得点目となるゴールを挙げた。今回の一戦では、バルサの400点目を誰が奪うのか注目が集まる。

(記事/Footmedia)

記事中の通算勝利数に誤りがございましたので、訂正いたしました(2日19時15分)。