『スタア誕生』リメイク版に出演する可能性があったジェニファー・ロペスとウィル・スミス

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12月21日に日本でも公開される『アリー/スター誕生』はレディー・ガガとブラッドリー・クーパーが主演を務め、現在は米国をはじめ世界各国で大ヒットを記録している。同映画はかつて主役にビヨンセが決まっていたことでも知られているが、このほどジェニファー・ロペスがウィル・スミスとともに主役を演じる可能性があったことを明かした。

4度目となる『スタア誕生』(1937年)のリメイク版は、2011年に主役がビヨンセ、監督がクリント・イーストウッドに決まったと伝えられた。しかし制作は難航して白紙に戻り、主役がレディー・ガガ、主役兼監督がブラッドリー・クーパーに決まって、ついに『アリー/スター誕生』が今月21日から日本で公開がスタートする。アリーを演じるガガの圧巻の歌唱力、アリーを見出し愛するジャクソン役のブラッドリーの演技が光るこの作品は、今月6日に発表された第76回ゴールデングローブ賞映画の部でドラマ部門の作品賞、主演女優賞と主演男優賞、監督賞、主題歌賞(Shallow)にノミネートされた。

そしてこのほど歌手で女優のジェニファー・ロペスが、現地時間10日に公開された『Extra』のインタビューに対し「ウィルと私はその話をしたことがあったし、脚本を作る話もしていたわ。ただ始まらなかっただけよ。プロジェクトってそういうものなの」と自身とウィル・スミスが『アリー/スター誕生』に主演する計画が2002年にあったことを明かした。

さらにジェニファー・ロペスは、ブラッドリー・クーパーとは友人同士であると語り「彼のことを誇りに思うわ。初めての監督作品で主演も務めたのよ。それからガガが映画の中で頑張っている姿を見ることもできた。素晴らしいわ。物事にはすべて、完璧なタイミングというのがあるのよ。この映画もね」と称賛している。ラテン系のジェニファー・ロペスと「ザ・フレッシュ・プリンス」の名でラッパーとしても活躍していたウィル・スミスのリメイク版であれば、またひと味違った作品になっていたかもしれない。

今回、アカデミー賞の前哨戦として知られるゴールデングローブ賞にノミネートされたブラッドリー・クーパーとレディー・ガガ。受賞すればアカデミー賞へのノミネートはもちろんのこと、受賞もかなり期待されることになる。来年1月6日に行われる授賞式では、ジェニファー・ロペスもきっと『アリー/スター誕生』の健闘を願っていることだろう。
(TechinsightJapan編集部 朝倉リリー)