iPhone 8以降ワイヤレス充電器が人気！ 昔とは異なる急速充電タイプのメリットと注意ポイント
さらに今年になってからは最新のAndroidスマートフォンでもワイヤレス充電の対応したモデルも増えてきたことで、販売されるワイヤレス充電器が一気に増えている。
いまや人気のワイヤレス充電器といっても、実は、ワイヤレス充電機能は、iPhone 8以降で初めて登場したものではない。
iPhone 8以前のAndroidスマートフォンでも数多くのモデルがワイヤレス充電を搭載してきていたのだ。
ただし、現在のワイヤレス充電器と、以前のワイヤレス充電器は、ちょっと違う。
以前のワイヤレス充電を知っているユーザーは、
「ワイヤレスは、充電時間が遅い」
と思っている人が多い。
しかし、最近登場しているワイヤレス充電器は、
「急速充電」に対応した製品がほとんどなのだ。
かつての遅いワイヤレス充電のイメージとは随分と、変わっているのだ。
そこで、いまトレンドとなったの急速充電に対応した
最新の「ワイヤレス充電器」
について、再確認してみよう。
■急速充電機能に対応した製品
Amazonでワイヤレス充電器を検索すると「急速充電」の文字をよく見る。
これは、
従来のワイヤレス充電器は、5W（ワット）の製品がほとんどだった。
しかし、
現在の「急速充電」を謳うワイヤレス充電器は、7.5Wや10Wといった高出力の製品にかわっているからなのだ。
5Wタイプと5W~15Wまである急速充電に対応したワイヤレス充電器では、充電時間にあきらかな差がでる。また急速充電が可能になれば、充電時の発熱、過充電など、心配もある。
そのため購入時に、出力だけでなく、安全性についても、しっかりチェックしたい。
■コイル数が多い製品
ワイヤレス充電は、スマートフォンに充電ケーブルをいちいち繋がなくても充電台に本体を置くだけで充電ができるのが最大のメリットだ。
しかし、置く位置によって充電できない、なんてこともある。
ワイヤレス充電は、スマートフォンとワイヤレス充電器、双方の本体にコイルが内蔵されている。
ワイヤレス充電は、この両者のコイルの位置を合わせることで充電を可能にしている。
・スマートフォン内の内蔵されたコイル
・ワイヤレス充電器内のコイル
この2つのコイル位置がずれていると充電できない。
そこでこのコイルの数を多くすると、充電できる位置と範囲が広くなる。
つまり、置き方によって充電されたり、充電されなかったり、ということが防げるということだ。
スマートフォンはモデルによってワイヤレス充電用の機器（コイルの位置）が異なるため、広い範囲で充電が可能なワイヤレス充電器のほうが、スマートフォンを選ばずに利用できる。
NANAMI Qi急速ワイヤレス充電器セット ｢QC 3.0アダプター付属｣（型番：帆船220黒色セット）
■折りたたみ式のスタンドタイプ
ワイヤレス充電器で多いタイプが丸型の据え置きタイプだ。
しかし、デスクやリビングなどで使うには、この平積みタイプは、置き場所のスペースもよるし、置いて充電中のスマートフォン画面が見えないなど、使い勝手があまり良いとは言えない。
一方、スマートフォンを立てて充電できるスタンドタイプは、スマートフォン画面も見えるし、置き場所のスペースも小さく、使い勝手が良い。
また最近では、縦置きと横置きを選択できる製品も登場し、ワイヤレス充電をしながら横画面で動画配信を視聴することも可能だ。
さらにスタンドタイプの中には、スタンド部分が折りたためる製品や、スタンドの角度を変更できる製品もある。
気になるワイヤレス充電での発熱の問題だが、
・過充電での給電オフ
・発熱での給電オフ
・ファンによる放熱対策
などを備えるワイヤレス充電器も登場しており、こうした点もチェックしたい。
Aimus Qi 急速 ワイヤレス充電器（型番：Aimus-JP-140）
■定番の据え置きのパッドタイプ
従来のパッドタイプも置くだけの手軽さという意味ではとてもシンプルな製品だ。
ただパッドタイプは、旧来のワイヤレス充電器と急速充電対応のワイヤレス充電器が、混在して販売されている。購入時には、「急速充電」に対応しているのか、しっかりチェックしよう。
Anker PowerPort Qi 10（型番：A2513011）
急速充電に対応したワイヤレス充電器は、ここ1年ほどで急速に市場に出回ってきている。
その分、商品によって差があるのが現状だ。
ワイヤレス充電器を選ぶ際は、
・急速充電できる出力
・発熱や過充電への対策
・デザインでの使い勝手
など、自分の用途や機能をチェックして選んで欲しい。
執筆：2106bpm
