Windows 10の最新大型アップデート「October 2018 Update」がリリース!

Microsoftは2日(現地時間)、パソコン(PC)など向けOS「Windows 10」の最新メジャーアップデート「Windows 10 October 2018 Update」(以下、October 2018 Update)を提供開始したと発表しています。順次配信されるほか、手動でアップデートするツール「Windows 10 更新アシスタント」にて更新可能。

これまでのWindows 10の大型メジャーアップデートは開発者など向けに先行して「Windows Insider Program」で事前にRelease Preview Ringで提供されてきましたが、今回のOctober 2018 UpdateはいきなりRTM(Release to Manufacturing)がリリースされました。

大型アップデートバージョン開発コード名リリース日
November Update1511Threshold 22015年11月12日
Anniversary Update1607Redstone 12016年8月2日
Creators Update1703Redstone 22017年4月11日
Fall Creators Update1709Redstone 32017年10月17日
April 2018 Update1803Redstone 42018年4月30日
October 2018 Update1809Redstone 52018年10月2日

October 2018 Updateは、開発コード名「Redstone 5(RS5)」として提供されてきましたが、正式版では「バージョン1809(ビルド17763.1)」となり、名称としては「Windows 10 October 2018 Update」となりました。

主な変更点はクリップボードの履歴の導入や表示文字の拡大、Android 7.0(開発コード名:Nougat)以降のスマートフォン(スマホ)などと連携設定をすることで画像を同期したりできる「同期電話アプリ」が追加されています。

クリップボードの履歴は「Windowsキー+Vキー」で表示でき、クリップボードは書式なしテキストまたはHTML、画像を履歴として保持されます。保持できるサイズはそれぞれ1MB未満で、全体の上限が5MBまでの50個まで(ピン留め含め)。

クリップボードはクラウド同期にも対応し、Microsoft アカウントを介して複数のWindows PC間で同期されるようになるとのこと。同期されるクリップボードは100KB未満のテキストデータのみ。



また画面キャプチャーおよびペンツールによる描き込みや共有が行うことができる「切り取り領域とスケッチ」アプリでは「Windowsキー+Shiftキー+Sキー」を押し、アクションセンターの「画面領域切り取り」をクリックし、ペンのボタンをクリックして使えます。

さらにタイムラインが「Microsoft Launcher」で利用できるようになったり、ペン操作が「Microsoft To-Do」に対応したり、メモ帳の新機能としてズーム機能や検索の「折り返し」機能、選択したテキストをBing検索する機能が追加されたりしています。

その他、BluetoothはデフォルトでSwift Pairが有効になったおり、バッテリーヘルスモードを通知、Microsoft アカウントにサインインする際にセキュリティキーが使用可能になったり、Webブラウザー「Microsoft Edge」が進化してEdgeHTML 18になっています。









記事執筆:memn0ck


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