「日本ボクシングを再興する会」333人が、日本ボクシング連盟(山根明会長)に関する告発を行った。内閣府やJOCなどに提出された告発状は、日本スポーツ振興センターから交付された助成金の不正流用や山根会長によるパワハラ、判定への介入など12項目に渡る。

すると2日、日本テレビ「NEWS ZERO」は、渦中の山根会長に電話取材を実施。この日、マスコミ各社の取材に対応した同会長は今回の告発内容に反論した。

「3時間ちょっと前から電話鳴りっぱなしなんよ」という山根会長は、今回の告発状について「333人であろうが、3000人であろうが、そんなん無視だね。得体の知れない団体なんか関係ない」とキッパリ。

続いて山根会長が宿泊する部屋に水や果物が並べられるなど、過剰な配慮を受けていることについて問われると、「120円の水が3本冷蔵庫に入ってる。カンロ飴なんか130円。お菓子は200円くらいのものを置いて何が贅沢ですか」と持論を展開。インターハイの会場には(山根会長が座る)豪華なイスが置かれていたが、この点にも「テレビで見たけどえらい豪華なやつを置いてますね。やらせですね。わざと豪華なものにしている」という。

その他にも、同会長の贔屓とする選手が有利になる判定結果については「審判委員会でやってることですから。奈良判定とかありません。奈良の選手もいっぱい負けてますから」と否定。宿泊先で関係者が列を成して山根会長を出迎えていたことには「そんな恥ずかしいことをできるわけない。(中略)向こうが勝手にやってること。連盟の役員に聞いて下さいよ」と声を荒げた。