スマホ契約で説明がわかりやすくなった？ 店頭での重要事項の説明の変化とは
最近は、オンラインストアで購入する人も増えているが、まだ実際にショップに出向いて購入するのが主流です。
しかし購入する際、
「よくわからないけど、そのまま手続きを進めた」
という経験はないだろうか？
購入した後、
・2年などの縛りがわからない
・本体代の分割払いはいつから始まっていつ終わるかわからない
・最初に加入したオプションのお金がかかっているかわからない
など、契約内容の大事な部分や、毎月の料金について曖昧なまま後になって困った。
なんて問題に遭遇したことがあるという人は少なくないでしょう。
こうしたトラブルに遭遇すると「もうそのお店では買わない」と考えてしまます。
「もっとキチンと説明してくれればよかったのに」
と思ってしまいますね。
中には、
・自宅から遠い別のお店へ行く
・次回の買い替えで別の携帯電話会社に乗りかえる。
という人もいるでしょう。
こうした消費者やお客さんにネガティブな印象を持たれることは、携帯電話会にとって、大きな損失です。
そこで最近、電話会社社の各社は
「お客さんに、わかりやすく説明する工夫」
に、取り組んでいるようです。
今回は、どこのお店でも安心して携帯電話を購入できる。
そんな携帯電話会の店舗で始まっている新しい取り組みをご紹介していきます。
○契約前の「重要事項説明」がわかりやすくなった
現在、携帯電話の契約は
・説明不足
・電波が入らず利用できない
といった場合に限り、購入から8日以内なら契約をキャンセルができるようになっています。
ただ、携帯電話会社側からすれば店頭で契約・購入された以上は「使って欲しい」わけです。
そこで店によって契約時の説明で大きな差が生まれないような改善を行っています。
簡単に言えば、わかりにくい契約に関する「重要事項説明」を、消費者やお客さんにもわかりやすいものに統一されているのです。
例えば、こちらはNTTドコモの携帯電話を購入する際、契約内容の説明に用いられる冊子です。
中身は冒頭にも書いたようなトラブルを防ぐ目的で
・2年契約の「縛られる期間」や「解約金のかからない月」がいつなのか
・オプションサービスの無料期間が何日間なのか
といった、後々にトラブルになりそうな項目について、イラストなどを交えながらわかりやすく記載されています。
店頭では、さらに
「今日が7月なので、お客様の場合は解約期間のかからない月が2020年の8月で…」
といった案内や書き込みなどを行うなど、さらに親切、丁寧に説明を行っている様子も見受けられます。
以前の重要事項についても説明は
・「お店毎に作った書類」
・口頭で説明するだけ
といった説明でした。
こうした言いっぱなしの説明では、後になって見返すことが難しく
「説明をした／ 説明されてない」
など、言った ／ 言わないというトラブルに発展してしまいがちでした。
また、契約後に渡される「ご利用時の注意事項」という冊子。
こちらも契約時の「重要事項説明」と内容は大きく変わりませんが、改めて冊子内で。
・二年契約の更新はいつ
・解除料のかからない月はいつ？
など、契約後に忘れてしまいがちな箇所もカラー印刷でわかりやすく説明されています。
契約の
・更新月や解除料
・加入した料金プランおける注意点
などは、以前から申込書には記載されていました。
しかし、モノクロかつ文字だけなので、後から見返しても「大事な部分」をみつけにくく、見返すには不便でした。
現在ででは、契約前・契約後、それぞれにカラーやイラストで表示されています。
店が違っても、
・同じ冊子
・同じ説明
などを利用して行えるようになったことで、安心して携帯電話の購入ができる環境が整いつつあります。
もちろん、以前よりも丁寧な説明を行うことは、時には待ち時間や手続きにかかる時間が長くなってしまうデメリットもあります。
それでも、後になって契約内容でトラブルになったり、トラブル解決に時間がかかったりするよりは、現在の説明サービスにほうが安心できます。
・わかりやすく、親切になった説明
・後からでも契約内容の疑問点を解消しやすい仕組み
これらが、どの店舗でも受けられることは、諸費者にとって歓迎すべきことです。
最近スマホはネットで買うという人も増えてきています。
しかし、詳しい説明はされません。
契約時に今回ご紹介した冊子を用いて詳しく説明してもらえるのは店頭だけです。
現在の店頭は、
・スマホや携帯電話を安心して購入できる
・スマホの不明点を解消しながら購入できる
といった消費者にとって一番大事なサービスが充実してきています。
特にこれから夏休み、お盆休みなど、家族が揃う場面で携帯電話の購入を検討している人は、説明サービスが大きく改善されている店舗を訪れてみるといいかもしれません。
迎 悟
