2018年7月12日9時過ぎから、インターネット通販の大手サイトである「Amazon.com」に接続できない状態が一時的に発生しました。これは503エラー(Service Unavailable Error:サービスが利用不可)によるもので、ページにはリロードするごとに、Amazon.com本社でみんなと一緒に「働いている」という犬たちの写真が表示されるようになっています。

503 - Service Unavailable Error

https://www.amazon.com/

見たかった商品ページが削除されている場面に遭遇することはあっても、サーバーダウンに遭遇することは少ないAmazon.comですが、2018年7月12日の朝は珍しく503エラーを出していました。



リロードすると別の犬の写真が表示されます。エラー自体は10時過ぎには復旧しました。



この犬は写真素材を使っているのではなく、Amazon.comのシアトル本社にいる犬たち。Amazon.comでは創業時から仕事場にウェルシュ・コーギーのルーファスがいたので、現在でも従業員が犬を連れてくるのは当たり前のこと。そして、それをサポートするための施設も整えられているのだそうです。2017年8月時点で、登録されている犬の数は4000頭でしたが、2018年1月には6000頭に増加。すべての犬が毎日「出勤」するわけではないものの、毎日およそ500頭がやって来るとのこと。

Meet the dogs of Amazon

https://blog.aboutamazon.com/working-at-amazon/how-much-does-amazon-love-dogs-just-ask-one-of-the-6-000-pups-that-work-here



以下のムービーを見ると、犬のことまでよく考えたオフィスになっていることがわかります。なお、人気の名前は「ルーシー」「ベラ」「チャーリー」だそうです。

Meet some of the cutest dogs at Amazon - YouTube

どこかの公園に連れ出しているのではなく、会社にペットを連れてくる前提で作られているという素晴らしい環境です。







ちなみに、「エラー画面に犬」といえば、日本でははてなが行っています。はてなの場合、モデルはマスコット犬のしなもんで、サービス開始初期からユーザーに愛されてきましたが、2013年6月21日に亡くなりました。

さようなら。ありがとう。 - しなもん日記

http://cinnamon.hatenablog.com/entry/2013/06/22/195805