電子メモパッド「ブギーボード」の画面が「半透明」「部分消しに対応」と、驚愕な進化を遂げている!

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電子メモパッドとして知られるキングジムのBoogie Board(ブギーボード)が劇的な進化をとげそうだ。

2018年8月3日に発売予定の最新Boogie Board(ブギーボード)「BB-11」が、東京ビッグサイトで開催された「第29回 国際 文具・紙製品展 ISOT 2018 」にて披露された。

Boogie Board(ブギーボード)「BB-11」は、半透明画面を採用したモデルなのだ。


■半透明で、図形が描きやすい
ブギーボードは、画面に直接書き込みができる電子メモパッド。
付属のスタイラスペン(画用のペン)や爪などで、簡単に文字やイラストを書くことができる。
紙に文字を書くように誰でも自然に手書きを利用できるアナログ的なハイテクアイテムでもある。

Boogie Board BB-11の最大の特徴は、半透明の画面だ・
画面が半透明なので、下に敷いたテンプレートを半透明な画面越しに確認しながら手書きができる。
Boogie Board BB-11には、
・無地罫線
・ドット方眼
2種類のテンプレートシート(2枚表裏印刷)が付属されている。
これらのテンプレートを半透明の画面の下に取り付けて使うことができるのだ。




実際に使ってみると、テンプレートに沿ってグラフなどの図形を手書きできる。
文字を書く際も、テンプレートを見ながら文字位置を確認できるので、上下にずれたり、途中から上がったり、下がったり、せずに文字が書ける。

Boogie Board BB-11の本体サイズはW231×D5×H328mmで、重さは約273g。
画面サイズはシリーズ最大の13.8インチ(279×216mm)と、ほぼA4サイズ(297×210mm)となる。
画面サイズが大きくなったことで、一画面で書ける文字量も情報量も、各段に多くなった。

A4サイズのノートやレボートレポート用紙を使う人であれば、Boogie Board BB-11は十分な戦力になるアイテムだろう。
また、紙資源の節約にもなる。




バッテリーはCR2032コイン型リチウム電池1個。
約5万回の消去が可能だ。




■部分消し機能で、簡単な修正が可能
本体の上部には、イレース(消去)ボタンのほかに、イレース(消去)ロックが用意されている。
重要なメモや情報を誤って消去するのを防げるほか、未完了のタスクをチェックするなど、メモ情報を一定期間保持することもできる。

さらに、部分消し機能も搭載。
書いた文字やイラストの一部分を消すことができるため、簡易編集や修正もできる。
使い方は、
イレース(消去)ボタン左の「部分消しボタン」を押したまま、スタイラス後部の「部分消し専用イレーザー」で消したい部分を強めになぞれば、なぞった部分のみ消すことができる。




実際に部分消し機能を使ってみた。
確かに文字やイラストの一部を消せるが、少しにじんだ感じになる。
完全に書く前のクリアな状態にはならないので、あくまで全消去したくない場合の簡易編集と考えればよいだろう。

ブースのスタッフによると、部分消し機能の「消し具合の強弱」は12段階の調整が可能とのこと。
とはいえ調整をしても、イレース(消去)ボタンを押したときのように、完全に消えるわけではない。
それでも、全画面を消去し、最初から書き直すよりは、便利なことは言うまでもない。




Boogie Board BB-11は、これまでの電子メモパッドを大きく進化させ、使い勝手をより紙の手帳やノートに近づいたデジタル文具といえるだろう。


ITライフハック 関口哲司