東京医科大ホームページ

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元文科省局長・佐野太容疑者が受託収賄の疑いで逮捕されたことを受け、ネットでは東京医科大学裏口入学したという子供を特定する動きがみられ、様々な情報が流れている。これに対し大学側は、特定の学生の個人情報が拡散しているとして配慮を呼びかけている。

文科省の官僚が、私大支援事業の対象とする見返りに自分の子供を合格させるという不祥事にネットでも怒りの声が噴出。裏口入学したという子供まで特定しようとする動きがみられている。一方で、佐野容疑者と同性で名前も似ているという学生は、「息子だと勘違いされ、ツイッターや顔写真などが拡散されてしまって、多大な迷惑がかかっています。うちは全く無関係で、こんな被害に遭い、憤りを覚えています。大学のみならず、弁護士、警察にも連絡しました」との訴えをTwitterに投稿。不確かな情報も広がっている。

このような状況を受け、東京医科大学はホームページに「個人情報保護についてのお願い」という文書を掲載。「特定の学生について、SNS等で個人情報が拡散されています。何卒、ご配慮いただきますようよろしくお願い申し上げます」との呼びかけている。

文部科学省科学技術・学術政策局長だった佐野容疑者は、自分の子供を東京医科大学に入学させる見返りとして同省からの支援を得られるよう便宜をはかったとする受託収賄の疑いで逮捕された。子供は今年2月の一般入試で合格していた。