【第10回AKB48世界選抜総選挙(6月16日)愛知・名古屋ドーム】初となる女王の座を射止めたSKE48松井珠理奈(21)。イベント後の囲み取材のなかで、率直な思いを伝えた。

 ■第10回AKB48世界選抜総選挙:写真特集

 改めて1位になった感想を聞かれた松井は「これを手にしたらもう放したくなくなりました」と1位のトロフィーを握りしめた。

 過去3回にわたりトップ3に入ったものの、「いつもトロフィーは片手で持てたんですけど、このトロフィーは両手で持たないと持てない」と話す松井は「だから今まで指原(莉乃)さんは3回も重い気持ちで、私たちの知らないところでこんなにも頑張ってたんだって思ったら、改めて尊敬できる先輩だと思いました」とHKT48指原莉乃へのリスペクトを口にした。

囲み取材に応じる女王・松井珠理奈(撮影=小野眞三)

 地元・名古屋での開催。「名古屋に生まれて良かった。それが私のすべての答えです」と話す松井は、ライブ序盤に退場するアクシデントに見舞われた。ただ、「体調は悪くないんです。気持ちも元気なんです。でもみんな勘違いするんです。私がなんで泣いちゃうか」と気丈にも自らの意思を言葉に込める。

 AKB48グループのプロデューサーを務める秋元氏の歌詞に導かれてきたと続けた松井は、「自分が辛いときは『RIVER』を聞く。<川を渡れ! You can do it!>。それをバンコク(BNK48)のメンバーが歌っているのを見たら、すごい一生懸命すぎて、涙があふれました。これが本当の『RIVER』だなって。でもそれを日本でやらなくちゃ。だから私がやります」と力強く宣言した。

 記者陣から“明日は何をしたい?”と尋ねられると、「記者会見したい。まだまだいっぱい言いたいことがある」と前向きな松井は、「やっと、やっと、名古屋が一番の時代がやってきました」と感慨深げ。

 そして、「やっぱり私は『大声ダイヤモンド』から始まったので、大声で咲けばしてください。ファンの皆さん、大好きだーー!!」と声を張り上げ、多くの人への感謝を口にしていた。【取材=小野眞三】