三浦知良

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10日、フジテレビ「ジャンクSPORTS」では、田中マルクス闘莉王、小野伸二、高原直泰ら歴代サッカー日本代表がゲスト出演。今月15日より開幕するロシアW杯を前に、これまで日本が戦ってきたW杯にまつわるエピソードを語った。

その一つとして取り上げられたのは、1998年フランスW杯直前のメンバー発表だ。当時の日本代表監督・岡田武史氏はこれまで日本サッカー界を牽引してきた三浦知良を代表から外す決断を下した。

この時のことを訊かれた岡野雅行氏は、「スイスのキャンプの時に、それが最終選考の合宿だったんですけど、その時の中日に『今日はどこでもいいからご飯食べてきていいよ』って言われたタイミングでカズさんと北澤さんは岡田さんの部屋に呼ばれてた」と話す。

だが、「岡田さんは悪くみえがち」と切り出した闘莉王は、「実は、伸二さんが一番悪いと思います」とキッパリ。「(小野が)入らなかったらカズさん入ってたし。ブラジルでも有名だったし。やっぱカズさん入って欲しい」と続けると、「伸二さん何やってんのかな」と無茶苦茶な持論を展開した。

また当時18歳で代表に選出された小野は、カズの背番号「11」を付けることにもなった。「カズさんの11番。11番ってその当時付けちゃいけない番号でしたね、カズさん以外は」と前置きした小野は「全員思ってました。国民も」とまで。

この時、各選手の背番号はランチタイムに読み上げられたとしたが、「11番」で名前が呼ばれた小野は「ウソでしょ?俺じゃないですよねって思いながら。それは絶対ダメだ。何やってんだって思いましたね」と苦笑い。番組MC・浜田雅功から辞退できなかったのかと訊かれると、「言えないですね。高校卒業したばっかなんで。言われた背番号を背負うしかなかった」と語った。