京セラドームに掲示しているポスター。大阪環状線は横型になっている(読売新聞東京本社提供)

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「大阪で東京対決、なんでやねん」と、おばちゃんパーマの女性がツッコミを入れるポスターが、そのインパクトの強さで「最高にロックな広告見つけた」などとSNS上で評判を呼んでいます。パーマをかけた髪はオレンジ色、ヒョウ柄の服にヒョウ柄のハリセンと、コテコテの“大阪スタイル”。7月25、26日にプロ野球、巨人対ヤクルトの試合を京セラドーム大阪(大阪市西区)で開催することの告知ですが、「こんなおもろいポスター作ったの、なんでやねん」と聞いてみたくなり、担当者に取材してみました。

4月下旬から京セラドームに掲示

 企画を担当した、読売新聞東京本社事業局スポーツ事業部の佐々木航平さんによると、登場している女性は、テレビのバラエティー番組にも数多く出演している浅見千代子さん。ポスターは4月下旬から京セラドーム、5月1日から大阪環状線の各駅で掲示しているそうです。

Q.ポスターの狙いは。

佐々木さん「京セラドームでは毎年巨人戦をやっているのですが、大阪では阪神さんなど野球の広告が多いので、普通のデザインでは素通りされるかもしれません。『大阪の人に立ち止まって見てもらえるものを』と考えました」

Q.大阪で東京のチーム同士の試合ですね。

佐々木さん「京セラドームでは、昨年まで広島さんとの対戦が続いていて、広島ファンの人が比較的訪れやすいという面もありましたが、今年は日程の都合で東京同士になりました。そこを逆手に取ったPRでもあります」

Q.浅見千代子さんを起用した理由とは。

佐々木さん「テレビに出ていて面白い人ですし、神奈川の人ですけど、大阪っぽい感じがしますよね。パンチパーマとハリセンが似合いそうなのもポイントでした」

Q.ポスターの反応は。

佐々木さん「ネットで話題になっているのは狙い通りですね。環状線では掲示を始めたばかりなので、今後話題が広がればと思っています」

Q.ポスターの掲示はいつまでの予定ですか。

佐々木さん「環状線では5月末までの予定です。京セラドームでも当面貼り出してもらえると思います」

 なお、7月25日の入場者に「おばちゃんオレンジパンチ」(かつら)、26日の入場者には「ヒョウ柄ハリセン」をプレゼント。ともにポスターにも登場しているアイテムです。チケットの一般販売は5月12日午前10時から。