恋雨ワールド全開のビジュアル
 - (C)2018映画「恋は雨上がりのように」製作委員会 (C)2014 眉月じゅん/小学館

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 週刊ビッグコミックスピリッツで連載中の眉月じゅんによる漫画「恋は雨上がりのように」を小松菜奈&大泉洋のダブル主演で実写映画化する作品から初めての映像が公開された。また、昨年放送のドラマ「トットちゃん!」で注目された清野菜名、大泉も所属する演劇ユニット・TEAM NACSの戸次重幸ら豪華キャストの出演もあわせて発表された。

 原作は11日からアニメの放送が始まり、22日には第63回小学館漫画賞・一般向け部門も受賞した人気作。アキレス腱のケガで陸上の夢を絶たれた17歳の高校2年生の橘あきら(小松)は、偶然入ったファミレスで放心している時にバツイチ子持ちの45歳の店長・近藤正己(大泉)に優しく声をかけられる。それをきっかけにファミレスでアルバイトを始めたあきらは28歳も年の差のある近藤に密かな恋心を抱き……。

 本作からの初映像となる特報では、真っ直ぐすぎる女子高生にふんした小松と、さえないファミレス店長を演じる大泉の姿が披露されている。この映像の中にはあきらの親友で陸上部のキャプテンでもある喜屋武はるか(清野)が近藤について「超おじさんじゃん!」と言い放つシーンや、それぞれ一人で雨を見るあきらと近藤の意味深な表情も映し出される。しかし、なによりも印象深いのは車の中であきらが「私、店長のこと好きなんです!」と思いをぶつける場面。言われた近藤はびっくり仰天して危うく交通事故になりかけるが、この映像を観ている側の心にも突き刺さるほど小松演じるあきらの言葉はまっ直ぐだ。

 これまでに『世界から猫が消えたなら』『帝一の國』などを手がけてきた永井聡監督がメガホンを取った本作には、あきらの親友のはるかとして清野、ファミレス「ガーデン」のバイトの大学生・加瀬亮介として磯村勇斗、あきらのクラスメートでバイト仲間でもある吉澤タカシとして葉山奨之、あきらのバイト仲間・西田ユイとして松本穂香、他校の陸上部ながら密かにあきらのことを目標にしてきた南高校陸上部のエース・倉田みずきとして山本舞香といった若手俳優陣が集結。

 さらに、あきらとともに「ガーデン」で働くウェイトレス・久保として濱田マリ、近藤の旧友で人気作家の九条ちひろとして大泉と大学時代からの付き合いである盟友・戸次、あきらの母・橘ともよとして吉田羊も出演する。

 今回は今作の映画ビジュアルも公開された。これは本編の撮影も行った写真家の市橋織江がスチール撮影を担当したもので、あきらと近藤の距離感、すれ違いながら不器用に惹かれ合い影響し合う二人の繊細な世界観が表現されている。映画の公開は5月25日から。(編集部・海江田宗)