松山英樹【写真:Getty Images】

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「スポーツ界の名珍場面総集編」…9月に松山が演じたホールインワン寸前のスーパーショット

 2017年のスポーツ界を沸かせた名シーンを連日にわたって振り返る「名珍場面2017」。今回は男子ゴルフの松山英樹(レクサス)に起きた「まさかのミラクル“未遂”」。9月のデルテクノロジーズ選手権のティーショットで、ピン直撃のスーパーショットを放ち、PGAツアー公式ツイッターは「ホール・イン…ワット!?」と驚きとともに動画付きで紹介し、反響を呼んだ。

 ミラクルが起き…かけた。大会第2日、2オーバーで迎えた8番。195ヤードのパー3の第1打だった。松山は慎重にアイアンを振り抜くと、グリーン手前に落ちたボールはそのままグリーンに乗り、カップ方向へコロコロと一直線。5メートル、3メートルと近づいていく。まさか――。実況は「カモン!」と絶叫し、ホールインワンかと思われた次の瞬間だった。

 勢いがありすぎたのか、ボールはピンに弾かれ、カップに収まらず。50センチほど弾かれて止まってしまった。大歓声を上げたギャラリーは騒然とした様子。“ホールインワン未遂”となったショットは、大会公式ツイッターが「さらに…ホール・イン…ワット!?」と驚きの顔文字3連発とともに動画付きで速報し、映像を観ると惜しくも偉業を逃したことが見て取れる。

 大会は23位に終わり、この場面がハイライトの一つとなってしまったが、国内で行われた11月のダンロップ・フェニックスでは見事にホールインワンを達成。日本で「世界のヒデキ」のワザを見せつけた。今季は悲願のメジャー制覇を惜しくも逃したが、来年はさらなる躍進が注目される。ファンを魅了するミラクルショットでビッグタイトルを期待したい。