「THE W」優勝・ゆりやんの原動力は「人間扱いも拒否」のイジメ被害過去!

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 12月10日に一番面白い女性芸人を決める「女芸人No.1決定戦 THE W」の決勝戦(日本テレビ系で放送)で、みごと初代チャンピオンに輝いたゆりやんレトリィバァ。出場した636組の頂点に立ち、優勝賞金1000万円を獲得したが、大会直前の12月3日放送の「誰だって波瀾爆笑」(日本テレビ系)で、中学時代のイジメ体験を明かしていた。

「彼女は中学2年までイジメっ子の一人で、同級生に対して悪口を言っていたのですが、中3になってから突然イジメられるようになったそうです。仲間外れはもちろん、男子には机の中の物を窓から投げられたりもしたとか」(芸能ライター)

 当時は「中学が世界のすべて」だったというゆりやん。本当に毎日がイヤだったという。

「それでもゆりやんがすごいのは、そんな中でもテニス部のキャプテンにみずから立候補したことです。姉がもともとキャプテンをやっていたということもあり、それにあこがれて彼女も手をあげたそうです」(前出・芸能ライター)

 ただ、誰からも信任を得ていなかっただけに、彼女を頼る部員が一人もいなかったという。

「そんなある日、ゆりやんがテニス部の部室に入ろうとすると、そのドアの前に『人間以外は入れません』という張り紙が貼られていたそうです。つまり彼女はキャプテンどころか、人間ではないかのような言われ方までされていたというんです。そればかりではなく、グラウンドのトラックを走ろうとしても、誰もついてこなかったり、練習後、あたりに転がるテニスボールを『片付けて』と部員に指示すると、そのボールを一斉にぶつけられるなどひどい仕打ちを受けたそうです」(前出・芸能ライター)

 そんな壮絶な少女時代を経て今や売れっ子芸人となったゆりやん。「お笑い芸人になって見返してやる」という覚悟もあったようだ。ちなみに森三中の大島美幸も同じようにイジメ体験を明かしているが、いずれもそうした辛い体験が逆に生きる原動力になった良い例だろう。子どもの時期より、大人のほうが長い人生。現在イジメられている子も、ゆりやんや大島のように、あきらめずに生きてほしいと切に願いたい。

(魚住新司)