中国では日系車は品質が高く、壊れにくいという評価を見聞きすることが多い。事実、中国ネット上などでは「トヨタ車はどれだけ乗っても壊れない」という言葉が広く使用されている。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国では日系車は品質が高く、壊れにくいという評価を見聞きすることが多い。事実、中国ネット上などでは「トヨタ車はどれだけ乗っても壊れない」という言葉が広く使用されている。

 中国メディアの今日頭条は14日、「トヨタ車はどれだけ乗っても壊れない」という言葉を体現するかのように、「中国では今でも20年前に生産されたトヨタ・クラウンを見かけることがある」と伝える記事を掲載し、「どれだけ乗っても壊れない」という話は本当だったと伝えている。

 記事は、中国で20年前といえばまだまだ貧しく、クラウンを購入できたのは「万元戸(まんげんこ)」と呼ばれた一部の富裕層だけだったと紹介する一方、その万元戸も決して多くはない時代だったと紹介。

 さらに、20年前のクラウンが今でも見られるという事実は、「車の持ち主が大切にメンテナンスしていたということだけでは実現しない」とし、これはつまり故障が少なく、「どれだけ乗っても壊れない」という話が本当であったことを意味することを説明した。

 経済成長が続き、人びとが豊かになりつつある中国だが、それでも多くの消費者にとって自動車はまだまだ高い買い物だ。自動車本体の価格だけではなく、燃費や修理にかかる維持費も考慮して車を選ぶ消費者は少なくない。日系車の販売が中国で好調なのは、「どれだけ乗っても壊れない」という事例があるというのも1つの要因なのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)