香川真司【写真:Getty Images】

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欧州遠征メンバーは落選も…英メディア特集でプレミア復帰希望9位「推進力は一流」

 サッカー日本代表は14日(日本時間15日)、世界ランク5位のベルギー代表と対戦し、0-1で惜敗。ブラジル代表に続く、欧州遠征を2連敗で終えた。今回は本田圭佑(パチューカ)、岡崎慎司(レスター)とともに香川真司(ドルトムント)が選ばれなかったことが話題を呼んでいた。今後、「BIG3」の復帰待望論が再燃する可能性があるが、香川を巡ってはイングランド・プレミアリーグに復帰待望の声が英メディアから上がっている。

「プレミアリーグに戻ってきてほしいプレーヤー・トップ10」と報じたのは、英サッカー専門メディア「Football365」だ。

 かつてプレミアに在籍し、現在は他リーグでプレーする選手から復帰を待望する10選手を特集。現在の各クラブの戦力を分析した上で獲得の可能性のあるチームを挙げ、香川がアーセナルの候補として9位にランクしている。

 記事では、アーセナルが二大巨頭のエジルとサンチェスを1月に放出することが避けられなかった場合、代役候補が必要となると指摘。ベンゲル監督はトーマス・レマル(ASモナコ)の獲得を切望していると述べた一方で「以前にシンジ・カガワへの関心を抱いていたこともある」と紹介している。

 さらに、指揮官はプレミアに移籍前の11年に「とても機動力がある」「とてもクレバーだ」「とてもクリエイティブだ」「ボックス内でとても俊敏だ」と絶賛していたといい、高く評価していることを記述している。

マンU当時は苦しむも…能力は評価「フレッシュな推進力は永続的に一流を示した」

 香川自身は12年にマンチェスターUに加入。記事では「アレックス・ファーガソンとデービット・モイーズの移り変わりの節目に苦しむことになった。ドルトムントで猛威を振るったゴールやアシストに直結するプレーは、当時イングランドで一時的な輝きを放つにとどまった」としながら「フレッシュな推進力は、永続的に一流たらしめることを示していた」と能力を評価している。

 記事では、1位にはサウサンプトンもしくはニューカッスルの獲得候補として元スペイン代表FWフェルナンド・トーレス(アトレティコ・マドリード)、2位にはウェストハムの獲得候補としてオーストラリア代表MFティム・ケーヒル(シドニー)、3位にはアーセナルの獲得候補としてMFスティーブン・エンゾンジ(セビージャ)ら、名だたる選手が挙がっている。

 香川は今回、日本代表の欧州遠征メンバーから漏れた。海外メディアは「なぜ、カガワ外しを決行したのか?」と報道するほど、日本国外でも話題を呼んでいたが、クラブを巡ってもイングランドから話題を集めている。ドルトムントでは復調の兆しを見せており、「シンジ・カガワ」は、にわかに注目を集め始めた。