インド・ニューデリーで、胎児の人形を手にして妊娠中絶に抗議する活動家(2014年11月26日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

写真拡大

【AFP=時事】インドの裁判所は2日、女児(10)に性的暴行を加えたおじ2人に対し、強姦(ごうかん)罪で終身刑を言い渡した。弁護士が明らかにした。この事件は、女児の家族が人工妊娠中絶の許可を求めていたものの、最高裁判所が妊娠後期に入っていることを理由に手術を許可しなかったことで、物議を醸していた。

 インドの法律では妊娠20週を過ぎると、母体に命の危険がある場合にしか中絶が認められない。女児の両親は健康上の理由から手術の許可を求めたが、女児は既に妊娠20週を過ぎていたため最高裁が手術を認めず、今年8月に出産していた。

 アトゥル・セティ(Atul Sethi)検察官はAFPの電話取材に対し、両被告に終身刑が言い渡されたことを認めるとともに、それぞれ30万ルピー(約53万円)の罰金の支払いも命じられると明かした。両被告には先月31日、同国北部チャンディガル(Chandigarh)で開かれた裁判で有罪判決が下っていた。

 女児は、腹痛を訴えて病院の診察を受けたことから妊娠が発覚。既に妊娠30週で、法律で中絶が認められる時期を過ぎていたことから、両親が裁判所に中絶の許可を求めていた。これに対し最高裁は、女児の妊娠週数で中絶すれば女児の命に危険が及びかねないという医師団の助言を受け、両親の訴えを棄却。女児は出産に至った。
【翻訳編集】AFPBB News