ヘルタ、同点弾実らず敵地で敗れEL3戦未勝利……原口は出番なし

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 ヨーロッパリーグ(EL)・グループステージ第3節が19日に行われ、グループJで日本代表MF原口元気が所属するヘルタ・ベルリンは敵地でゾリャ・ルハーンシク(ウクライナ)と対戦した。原口はベンチスタートとなった。

 1分1敗で未勝利のヘルタは開始7分、ヴァレンティーノ・ラザロが高い位置でボールを奪ってスルーパスを送るが、エリア内右に抜け出したミッチェル・ヴァイザーのシュートはGKにセーブされる。

 さらに37分には、ダヴィー・ゼルケが右サイドからクロスを入れ、ファーでフリーのアレクサンダー・エッスヴァインがシュートを放つが、枠を捉えられず、ゴール前で反応したヴァイザーも合わせることができなかった。

 試合が動いたのは42分、ゾリャが先制に成功する。エリア手前右で得たFKでサイラスが左足を振り抜くと、強烈な弾丸シュートは壁に当っても勢いが衰えず、GKの手を弾いてゴール右隅に突き刺さった。

 1点ビハインドで折り返したヘルタは、56分に試合を振り出しに戻す。左CKでマルヴィン・プラッテンハルトがボールを送ると、中央のゼルケが打点の高いヘディングシュートを叩き込み、同点に追い付いた。

 ヘルタは直後の58分に、ゼルケとエッスヴァインを下げて、サロモン・カルーとヴェダド・イビシェヴィッチを投入し、逆転を狙う。

 しかしスコアを動かしたのはゾリャだった。79分、エリア内右に抜け出したオレクサンドル・カラバエフがグラウンダーのクロスを送ると、中央のオレクサンドル・スヴァトクがヒールで流し込み、勝ち越しゴールを奪った。

 試合はこのまま終了し、ヘルタは一度追い付いたが、勝ち越しを許して1−2で敗戦。2連敗で開幕から3戦未勝利となった。なお、原口に出場機会は訪れなかった。

 11月2日に行われる次節は、ヘルタがゾリャをホームに迎える。

【スコア】
ゾリャ・ルハーンシク 2−1 ヘルタ・ベルリン

【得点者】
1−0 42分 サイラス(ゾリャ)
1−1 56分 ダヴィー・ゼルケ(ヘルタ)
2−1 79分 オレクサンドル・スヴァトク(ゾリャ)