スペインのマヨルカ島(2008年5月21日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

写真拡大

【AFP=時事】英リバプール(Liverpool)の刑事法院は13日、海外旅行中に病気になったといううその申し立てをした罪で英国人カップルに禁錮刑を言い渡した。英当局はこの判決により、旅行中に食中毒になったという偽の申し立ての「急増」が収まることを期待している。

 デボラ・ブライトン(Deborah Briton)被告(53)とパートナーのポール・ロバーツ(Paul Roberts)被告(43)は、2015年と2016年にスペインのマヨルカ(Majorca)島を旅行中、両被告とその2人の子どもが病気になったと主張し、損害賠償として2万ポンド(297万円)を請求した。

 両被告は旅行業者が起こした訴訟で4件の詐欺を認めた。

 裁判官は「両被告は自身たちと子どもたちの利益のために、2回の旅行中に病気になったと申し立てた。その申し立てはまったくのでっちあげだった」と述べ、ブライトン被告に禁錮9月、ロバーツ被告に禁錮15月を言い渡した。

 裁判官は、今回の判決により同様の事件の「急増」が収まることを望むと述べた。

 英司法省は今月、海外旅行中に病気になったとする賠償請求がこの3年間で7倍に増加していることを受けて、そうした請求に「Call for Evidence(根拠に基づく情報提供の照会)」を開始した。

 旅行業者は従来、そうした請求については訴訟費用が高くつきかねない海外の法律制度に関わることを避けるため、法廷外で問題を解決してきた。
【翻訳編集】AFPBB News