国連総会で居眠り中のムガベ大統領(画像は『Buzz South Africa 2017年9月20日付「Pictures: Mugabe Sleeps Again As Trump Addresses UN General Assembly」』のスクリーンショット)

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第72回国連総会で世界中が注目したドナルド・トランプ大統領のスピーチ。「アメリカや同盟国の防衛を迫られれば、北朝鮮を完全に破壊するしかない」と述べて、米朝間の緊張が高まっていた。そんな中、違う意味で注目を集めたのがジンバブエ大統領ロバート・ムガベ氏(93)である。重要な会議中にまた居眠りをしていたのだ。

家族を含む総勢70名と共にニューヨークでの国連総会に出席するために渡米したムガベ大統領。しかし今月19日、注目されたトランプ米大統領のスピーチに対するムガベ大統領の反応は「無」であった。

総会では同行した代表団も退屈極まりない態度を見せており、ムガベ大統領が左手を枕に目を閉じている姿が米『CNN』で放映され、Twitterで画像が拡散している。
 
ジンバブエ最大野党である民主変革運動(MDC)のJessie Majome国会議員は「ジンバブエの外交政策はどうなってしまうのか。世界最大かつ最も重要とされる舞台で“核戦争”について話し合いがもたれている時に、大統領が居眠りをしているとはその神経を疑わざるを得ない。国の評判を落とすだけだ」とコメントし、大統領および代表団に対して猛省を促している。

『News24』によると、南部アフリカではほとんどの国民が一日1ドル(約110円)以下の生活を強いられているという。しかしながら大統領をはじめとする代表団は一日1500ドル(約16万8000円)という破格の報酬を受けており、今回の彼らの仕事ぶりでは国民の反発を買うのは必至だ。

ムガベ大統領は今年5月の世界経済フォーラムの会議中にも居眠りをしているところを激写され、政府関係者は「高齢のためカメラの光から目を保護しているだけだ」と大統領を擁護していた。93歳と高齢で歩くのもおぼつかないムガベ大統領だが、2018年7月に予定されている大統領選には出馬の意向を示している。

画像は『Buzz South Africa 2017年9月20日付「Pictures: Mugabe Sleeps Again As Trump Addresses UN General Assembly」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 FLYNN)