鈴木誠也

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18日、甲子園球場では、M1の広島カープが2位・阪神タイガースを破り、2年連続8度目のリーグ優勝を果たした。

1番・田中広輔、2番・菊池涼介、3番・丸佳浩の「タナキクマル」に加え、4番・鈴木誠也、鈴木が欠場後の4番を務めた松山竜平ら、41度の逆転勝ちをもたらした強力攻撃力に加え、投手陣も野村祐輔やジョンソンといった主力先発陣が本調子といかない中、岡田明丈や薮田和樹ら若手が大役を果たした。

するとテレビ朝日「報道ステーション」(18日放送分)では、野球解説者で元広島・前田智徳氏と、侍ジャパンの監督に就任した稲葉篤紀氏が、広島のMVPをそれぞれ挙げた。

まず前田氏が挙げたのは、プロ3年目の右腕・薮田だった。「選手層が厚かった」と古巣の躍進に目を細めた前田氏は、今季の薮田について「14勝3敗という素晴らしい記録。特に今年は去年2桁勝った野村投手とジョンソン投手が本調子ではない中で、チームとしては苦しい時期だったと思うんですけど、中継ぎとして3勝、交流戦以降の先発として11勝とフル回転で連覇の原動力となった」と絶賛した。

また稲葉氏は先月右足首を骨折し欠場することになった鈴木誠也をMVPに挙げた。「今は骨折して離脱しているんですけど、今年は4番を98試合任されている」と前置きした稲葉氏。「初めての4番でプレッシャーも大きかったと思うんですけど、打率3割、ホームラン26本、90打点と非常に立派な数字。1年間戦えなかったことは本人は悔しいと思いますけど十分連覇の力になった。僕は称えたい」と賛辞を送っている。