DF
18 エウシーニョ 6
“右に寄せて左で崩す”という攻撃の形だったためそこまで目立たず。それでも機を見たオーバーラップで攻撃にアクセントを加えた。
 
3 奈良竜樹 6.5
真骨頂のハードタックルはこの日も健在。身体を投げ出しながら相手のシュートをブロックして雄叫びを上げた。
 
5 谷口彰悟 7
味方のCKに入るタイミングが秀逸で、14分にはヘッドで先制ゴールをマーク。守備面では球際の勝負では負けないとの想いがプレーによく表われていた。25分には2点目の起点となるスルーパスも通し、79分には森本にロングフィードを供給。3得点に絡む出色の出来だった。
 
7 車屋紳太郎 6.5
水曜日のACLで一発退場した失態を取り戻すかのように積極的なプレーを披露。25分には谷口のスルーパスに抜け出して追加点をアシスト。チームメイトから荒い祝福を受けた。
 
MF
10 大島僚太 6
足首の負傷の影響が懸念されたが、不安を一蹴するプレー。相手のプレスをいなしつつ、的確につないだ。
 
14 中村憲剛 6
正確なプレースキックで谷口のゴールをアシスト。ポジションを微調整しながらボールを引き出し、チャンスの山を築いた。
 
19 森谷賢太郎 6.5
リーグ戦では4月の9節・C大阪戦以来の先発。セカンドボールへの反応が早く、守備でも身体を張り続けた。アピールに成功したと言える。
 
16 長谷川竜也 6.5(72分OUT)
ようやく回って来たスタメンのチャンスで躍動。キレキレのドリブルで、清水守備陣を惑わし、先制ゴールにつながるFKも獲得。試合後には反省を口にしたが、十分に評価できるパフォーマンスだった。
 
41 家長昭博 6(88分OUT)
中央、左右を問わずに自由に動き回り周囲を生かした。自らが決定的な仕事をせずともパスサッカーには欠かせないピースだった。
 
FW
11 小林 悠 6.5(78分OUT)
車屋のクロスをPA内で受けて冷静にフィニッシュ。貴重な追加点をチームにもたらした。ハイプレスを怠らず、守備面でも貢献した。
  
交代出場
MF
8 阿部浩之 6(72分IN)
2点のリードを受けて無理には前に出ず。守備のポジショニングを意識しながらカウンターを狙った。

FW
9 森本貴幸 6.5(78分IN)
交代出場直後に谷口のフィードを受けると右足を一閃。DFの足に当たったボールはゴールに吸い込まれ、勝負を決める3点目となった。
 
MF
21 エドゥアルド・ネット ―(88分IN)
疲労を考慮されてベンチスタートとなり、試合終盤の数分に出場。短い時間ながら積極的に相手陣内に攻め込んだ。

監督
鬼木 達 6.5
ACLの浦和戦でのショッキングな敗戦からよくチームを立て直した。長谷川と森谷の先発起用がズバリ当たり、終盤に送り出した森本も結果を残した。
 
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
 
取材・文:本田健介(サッカーダイジェスト編集部)