恋愛研究家の六波羅ナオトです。

唐突ですが、皆さんは東京ディズニーリゾートを利用することはありますでしょうか?彼氏とのデートだけではなく、友達や家族と行ったりすることもあるかと思います。しかし、最近では休日でなくとも、どのアトラクションも長蛇の列で萎えてしまうこともしばしば。

そこで活用したいのが、東京ディズニーランド、東京ディズニーシーで採用されている「ファストパス」ですね。ファストパスを取得すると、あらかじめ指定された時間に行けば、特別な列からで少ない待ち時間でアトラクションに乗ることができるチケット(パス)のシステムです。東京ディズニーリゾートに行ったことがある人にとってはお馴染みのシステムですね。

今回は、このファストパスを彼氏に渡してあげて欲しい、そんなお話です。

多忙なアナタが彼氏候補と出会ったら?

彼氏はいないけれど、仕事もプライベートも順風満帆なアナタ。会社では責任のある仕事を任され、精力的に取り組んでいます。また、プライベートでは大学時代の友達やSNSで誘われた食事会など超絶多忙を極めています。多方面に交友関係が広く、スケジュールは完売状態。充実した日々を送っています。俗に言うリア充状態です。

そんなアナタの前に、ちょっとしたご縁で彼氏候補となる男性が現れました。アナタは特に恋愛を拒絶しているわけではなかったので、距離を縮めてみることにします。男性は好感度MAXでアナタのことを大事にしてくれそうな雰囲気です。男性は、彼女いない歴数年と言っており、久々の恋愛を満喫したい様子。できれば、頻繁に会いたい旨をアナタに告げます。

しかし、アナタには仕事や友人、家族などのお付き合いや、趣味や習い事などで彼氏に割く時間があまりありません。彼氏だからといって他のことに割く時間を削るのもどうかと考えます。

アナタはこんな場面に遭遇したことはありませんか?

私と会いたければ列の最後尾に並べ

では、上記のようなシチュエーションを実例を交えてご紹介します。

A子さんは中堅商社に勤めるOLで31歳。これまで何度か恋愛の経験はあるものの、どうもしっくりこず短命に終わっていました。仕事ではチームリーダーを任され、責任のある仕事に就いています。また、会社の陸上部のマネージャーをしており、休日のスケジュールは埋まっている状態。さらに、高校・大学時代の友人や異業種交流会で知り合ったおじ様が開催するワイン会や肉会などへ出席するため、多忙を極めています。

そんなA子さんが、とある食事会で知り合った3歳年上の男性から食事の誘いがあり、たまたまスケジュールが空いていたため、OKしてみました。その男性はトークも面白く、ルックスも悪くなかったのですが、いざ恋愛観の話になると、「なるべく多く会いたい」「2人きりの時間を大切にしたい」ということを言い出します。

A子さんにはそんな時間はなく、無責任な約束もできません。一応、相手の男性に忖度して「アポを取って頂ければお会いしますよ」という旨を伝えました。男性は「次はいつ会えますか?」と訪ねたところ、A子さんのスケジュールが空いているのは1か月後という回答をしたところ、男性は2度とA子さんを誘わなかったそうです。

この実例から読み取れるのは、「もしA子さんと付き合えたなら、なるべく一緒にいたい」という恋愛観をA子さんに伝えたかったということ。しかし、A子さんは要約すると「私と会いたければ列の最後尾に並んでください。現在の待ち時間は1か月です」と返答したことになります。

もちろん、2人はまだ付き合っているワケではないので、お互いのスケジュールが空いている日時で会う約束をするのは当然です。しかし、男性は「1か月もスケジュールが埋まっているなら自分と付き合ってもなかなか会えない人なんだな」と落胆してしまうワケです。

男性の本音としては、「仕事や友人が大切なのは解るが、彼氏になったら優先的に会えるファストパスが欲しかった」ということに尽きると思います。ただ、A子さんを擁護するわけではありませんが、A子さんにとっては仕事やその他の交友関係が恋愛よりも大切だったということでしょう。

仕事や友人関係を彼氏と比べること自体ナンセンスかもしれません。男性にとっても仕事や友人は大切です。しかし、アナタも男性も体は一つしかありません。同じ時間帯に一緒にいられるのは1組だけです。例えば、土日のどちらかは彼氏と会うためにアポを入れないでおくとか、アナタが多忙であるならば、スケジュールが空いている日は積極的に男性を誘ってあげて欲しいのです。なぜなら、男性から誘ったところで、「お断り」を連発されれば萎えて当たり前だからです。

彼氏候補を最後尾に並ばせるなんて、もってのほか!

その2では、多忙なアナタが彼氏と上手く付き合うにはどうしたら良いかを掘り下げてみたいと思います。〜その2〜に続きます。