20日午後9時の天気図と衛星画像。

写真拡大

太平洋側を進む梅雨前線を伴った低気圧の影響で、午前5時現在、四国や近畿南部を中心に活発な雨雲がかかっています。このあと、西日本では昼前にかけて、東日本では昼過ぎにかけて、太平洋側を中心に雨の降り方の強い状態が続き、局地的には1時間に80ミリ以上の猛烈な雨が降るおそれもあります。大雨による土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒が必要です。

近畿に加え、東海ではこのあと朝の通勤通学の時間帯から昼前にかけてが雨のピークとなり、交通機関へ影響が出るおそれもあります。関東も既に雨が降り始めていますが、こちらは昼頃から雨脚が強まり、雷を伴って激しく降る見込みです。九州や四国の雨は午前中いっぱいとなりそうですが、これまでの大雨に加え、昨夜遅くに地震の発生した地域では地盤の緩んでいるおそれがあるため、引き続き土砂災害に厳重に警戒してください。

(気象予報士・染井 明希子)