【ファンキー通信】おでこに広告、ギャラ385万円!

写真拡大

 たかがおでこ、されどおでこ。このほど、アメリカ・ネブラスカ州の男性が自分自身のおでこに広告をいれて稼ぐことを思いついて、オークションサイト「eBay」に出品。なんと3万7375ドル(約385万円)で落札されたという。

 契約期間は1カ月。一生モノではなく消すことのできるタトゥーを使い、面積は「アメリカ人の平均サイズ」(平均って一体どのくらいなんだろう?)。「不適切なもの以外なら、何でも広告します」と呼びかけたところ、テレビ局や新聞でも取り上げられるほどの話題になり、値段も急上昇! まさにアイデアひとつで、ビバ!おでこ成金。

 日本ではまだお目見えしていない、このおでこ広告についてインターネット広告社の笠原さんにお話を伺った。

 「おでこ広告というもの自体は、ユニークかつ奇抜なアイデアで面白いと思います。しかし、おでこにタトゥーを入れるというアイデアはもう使ってしまったので、ボディペインティングなどの広告価値が今後下がってしまうことも考えられますね」

 なるほど、これからおでこでジャパニーズドリームを掴もうとしても、難しいということか。うーん、残念。

 ちなみに、日本でおでこ広告をしてみた場合、おいくらくらいになるのでしょうか?

 「相場いくらになるとは一概には言えません。例えば『ホリエモンの着ているTシャツに文字を入れる権利』があるとしたら、価値が出るのは間違いないと思います。おでこも含めて広告すべてに言えることは、話題性に応じて価値も変わってくるものということですね」(同)

 では広告作りに必要なことって一体何ですか? とお伺いしたところ、私なりの考えですが・・・という前置きをしながらもこう語ってくれた。

 「アイデアと下品がキーワードだと思います。企業のイメージはとりわけクリーンであることが大切とされがちですが、その発想を逆手にとるのです。例えば『まずーい!』ってCM、ありますよね? 普通はおいしいと言うことをあえて逆手にとることで、強いインパクトを生み出すわけです」(同)

 広告作りのカギを握るのはアイデアと下品さだったとは新しい発見。おでこ広告に次ぐ、一攫千金を狙うのはあなたかもしれませんよ。 (文/verb)