イングランドのオールドファンは笑えないかもしれない。だが、サッカーの歴史の1ページが再現されたことに目を細める人は少なくないのではないだろうか。元アルゼンチン代表のディエゴ・マラドーナが14日、韓国でのイベントで、かの有名な「神の手」を再現した。

U-20ワールドカップ(W杯)の抽選会のために韓国の水原を訪れているマラドーナは14日、同じく元アルゼンチン代表のパブロ・アイマールとともに、フットサルのイベントに参加した。


1986年のメキシコW杯準々決勝イングランド戦で、マラドーナが「神の手」ゴールはあまりに有名だ。

その「神の手」が、14日のイベントで31年ぶりに披露されたのだ。


どうやら、今回はボールがゴールマウスをとらえず、しかもマラドーナは審判からイエローカードを提示されたようだ。

マラドーナは主審に“抗議”したが、もちろんこれはイベントでの一コマ。1979年にU-20 W杯を制した経験を持つマラドーナは、大会への強い想いから盛り上げようとしたようだ。イギリス『テレグラフ』が、マラドーナのコメントを伝えている。

「参加できてとてもうれしい。(U-20 W杯は)私にとってすべてが始まったところだ。1979年は私が初めて獲得したメジャータイトルなんだよ」

「U-20 W杯はすべての若い選手にとっての頂点だ。今年の大会で、将来のマラドーナやアイマールのような選手たちが見られるといいね」

U-20 W杯は5月20日から6月11日まで行われる。